Atomic Heart
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Atomic Heart | ||
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Mr.Children の アルバム | ||
リリース | 1994年9月1日 | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 54分11秒 | |
レーベル | トイズファクトリー | |
プロデュース | 小林武史 | |
チャート順位 | ||
最高順位1位(オリコン) |
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売上枚数 | ||
累計売上343万枚(オリコン) |
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Mr.Children 年表 | ||
Versus (1993年) |
Atomic Heart (1994年) |
LAND IN ASIA (1995年) |
Atomic Heart(アトミック ハート)は、Mr.Childrenが1994年9月1日にリリースした4枚目のアルバムであり、彼らの最高傑作と評されることも多い。
[編集] 解説
彼らのアルバムでToy's Factoryの旧ロゴマークが入っている最後のアルバム。ちなみにシングルも含めると翌年の桑田佳祐&Mr.Children名義でのチャリティーシングル、『奇跡の地球』となる。
この作品から彼らの方向性が「恋愛路線」から「精神論」へと変化してきたことをプロデューサーの小林武史も語っている。
また、彼らの作品で初めてインストゥルメンタルトラックが収録された。
リリース当時の日本国内の邦楽アルバムの歴代最高売上を記録した。累計343万枚をセールス。初回盤ではCDのケースがブルーで専用のケースがあった。 また、最もシングルカットされた作品(C/WやRemixを含む)が多いアルバムで、最もベスト盤に収録された曲が多いアルバムでもある。
海外で発売されている海賊盤には「Perfect Edition」と称して『innocent world』のB面曲『my confidence song』、製作時期の近い『Tomorrow never knows』『everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-』『【es】〜Theme of es〜』、そして何故かお蔵入りになったはずの『花はどこへ行った』までも収録されたものが存在するようである。
タイトルの「Atomic Heart」はピンク・フロイドのアルバム『Atom Heart Mother (邦題:原子心母)』から取られたものと思われる。
[編集] 収録曲
- 斜体字はインストゥルメンタル曲。楽曲の一部はMr.Childrenで解説しているために簡素に示す。
- Printing
ライブではこの曲と『Dance Dance Dance』はセットで演奏されている。 - Dance Dance Dance
本作で最もアップテンポな楽曲。この曲には、当時では異例のサンプリングが多用されている。ベスト盤にも収録され、ラジオや有線でもたびたびOAされる。 - ラヴ コネクション
多少歌詞がエロティックな楽曲。ローリングストーンズを意識して作ったらしい。後にシングル『Tomorrow never knows』のB面として収録された。 - innocent world
5枚目のシングルで彼らのブレイクを決定付けた曲。本来は『Replay』のようなラブソングを作るはずだったが、小林武史の提案により桜井自身の心情を吐露したらしい。後に1994年のレコード大賞を受賞した。(ただし、本人たちは出席を辞退。) - クラスメイト
初期のテイストをまだ残している数少ないラブソング。後にシングル『everybody goes』のB面に収録。 - CROSS ROAD
4枚目のシングル。この曲から彼らが注目されはじめ、楽曲はミリオンセラーとなった。 - ジェラシー
- Asia(エイジア)
作曲は鈴木英哉。タイトル通りアジアについて歌った楽曲。ちなみに、デモテープは桜井ではなく鈴木の声で録音されていたらしい。 - Rain
雨の音が録音されているだけの20秒程度のインストゥルメンタル曲。 - 雨のち晴れ
メンバーの鈴木がサラリーマンだったらということを仮定に製作され元々は鈴木が歌うはずだった曲。(詞が完成したときに桜井が歌いたくなって、鈴木に「自分に歌わせてほしい」と志願した。)
ベスト盤に収録されたほか、シングル【es】にリミックスバージョンが収録されている。(ただし、こちらは9分以上ある曲で、Mr.Childrenで最も長い曲となっている。) - Round About ~孤独の肖像~
精神的な不安や孤独を歌っている楽曲。ややマイナーな感もあるが、アジア限定のベスト盤『LAND IN ASIA』にも収録されている。 なんとなくサザンオールスターズにありそうな曲調であるといわれ、当時のミスチルがサザンの影響を大きく受けていたといわれる1曲である。 - Over
非常に有名になったラストトラック。失恋ソングの隠れた名曲として知られ、ベスト盤にも収録されている。
前作: |
Mr.Childrenのオリジナルスタジオレコーディングアルバム |
次作: |
オリコン週間アルバムチャート第1位 1994年9月12日付~1994年9月19日付 (2週連続) |
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前作: CHAGE&ASKA 『Yin&Yang』 |
Mr.Children 『Atomic Heart』 |
次作: DEEN 『DEEN』 |
オリコン週間アルバムチャート第1位 1995年1月23日付 (通算3週) |
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前作: SMAP 『COOL』 |
Mr.Children 『Atomic Heart』 |
次作: LINDBERG 『SINGLES ~FLIGHT RECORDER II~』 |
日本レコード大賞ベストアルバム賞受賞作品 | ||
前年度 1993年 第35回 access『ACCESS II』 竹内まりや『Quiest Life』 DREAMS COME TRUE『The Swinging Star』 |
1994年 第36回 Mr.Children『Atomic Heart』 桑田佳祐『孤独の太陽』 trf『BILLIONAIRE』 |
次年度 1995年 第37回 trf『dAnce to positive』 スピッツ『ハチミツ』 新井英一『清河ヘの道~48番』 |
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