鮭川
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支流真室川から月山を臨む(真室川町) |
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水系 | 最上川水系 | |||
延長 | 48 km | |||
水源の標高 | 1146 m | |||
平均流量 | -- m³/s | |||
流域面積 | 870 km² | |||
水源 | 丁岳(山形県最上郡真室川町) | |||
河口 | 最上川(山形県最上郡戸沢村) | |||
流域 | 山形県 |
鮭川(さけがわ)は、山形県北部を流れる最上川水系の支流。一級河川。名称は、古くから鮭の遡上が見られることに由来する。現在は、アユやサクラマスの釣り場として、また国内有数の清流として有名。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 地理
鳥海山に程近い秋田県境の丁岳山地を水源とし、新庄盆地西部を北から南へ流れ最上川へ注ぐ。最上川との合流点付近では曲流している。
[編集] 流域市町村
最上郡真室川町、最上郡金山町、最上郡鮭川村、新庄市、最上郡戸沢村
[編集] 主な支流と利水施設
支流は主に新庄盆地東部に連なる奥羽山脈(神室山地)や西部に連なる出羽山地を水源としている。なお大沢川は、真室川と合流する前の鮭川本流の別称である。
- 大沢川(高坂ダム):真室川町、鮭川村
- 真室川-塩根川:真室川町
- 金山川(神室ダム、桝沢ダム):金山町、真室川町
- 曲川:真室川町、鮭川村
- 泉田川:新庄市、鮭川村
- 升形川:新庄市
- 指首野川:新庄市
- 濁沢川:戸沢村
[編集] 歴史
- 1974年7月31日 升形川が氾濫し、新庄市を中心に浸水被害が発生した。
- 1975年8月6日 真室川が氾濫し、真室川町を中心に上流域における鉄砲水・土石流、下流域で浸水被害と甚大な被害が発生した。(8・6水害)
- 2004年7月17日 鮭川が氾濫し、鮭川村を中心に浸水被害が発生した。
[編集] 並行する交通
[編集] 鉄道
- JR東日本奥羽本線:真室川に沿って並行する。
- JR東日本陸羽西線:最上川の合流点付近で渡河するほか、升形川に沿って並行する。
- 旧真室川森林軌道:1965年まで延長28kmの森林鉄道が、奥羽本線釜淵駅と鮭川上流部の高坂ダム周辺を結んでいた。
[編集] 道路
- 国道13号:様々な支流と並行、渡河する。
- 国道344号:鮭川上流域及び金山川に沿って並行する。
- 国道458号:泉田川(下流部名称は泉川)及び、鮭川に沿って並行する。
- 山形県道35号真室川鮭川線:鮭川・真室川に沿って並行する。
[編集] 流域の産業
- 流域には小盆地が点在しており、主に稲作が行われている。奥羽山脈の裾野に広がる泉田川扇状地(塩野原)は、かつて原野であったが、現在では整然と区画された田畑が広がっている。また塩野原では畜産業も盛んなほか、一部で果樹栽培も行われている。主に真室川町の山菜や鮭川村でのきのこ栽培も特筆すべきものがある。
- 清流鮭川は、アユやサクラマス等の釣り場として知られている。現在でも鮭の遡上が見られ、鮭川村には鮭の人工孵化場が設置されている。上流域においてはイワナ等渓流釣りも盛ん。