高速おたる号
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高速おたる号は、北海道中央バスとジェイ・アール北海道バスが共同運行する都市間バス。
目次 |
[編集] 概要
- 円山経由便は全区間、高速よいち号、高速しゃこたん号、高速いわない号、高速ニセコ号も同一経路で運行する。これらと北大経由便を合わせた運行回数は120往復以上にものぼり、市内線並みの充実ダイヤとなる。
- 2001年12月1日より北海道中央バスとJR北海道バス(円山経由:高速つばめ号・北大経由:高速うしおライナー)を共同運行化し、愛称を「高速おたる号」とした。一部に利用制限は残るものの、札樽間高速バス共通カードの発行や乗降場の統一などで利便性は格段に向上した。
[編集] 沿革
北海道中央バス=中央バス、ジェイ・アール北海道バス=JRバスと略す。
- 1936年6月10日 - 省営自動車、札樽線・苗穂~手宮開業。
- 1950年 - 国鉄バス、札樽線に快速バス運行開始。
- 1954年 - 中央バス、五番館前(札幌)~小樽駅前に急行バスを運行開始。
- 1960年 - 国鉄バス、特急バス運行開始。
- 1971年12月5日 - 国鉄バス・中央バス、特急バスが札樽バイパス(後の札樽道)経由となる。
- 1978年12月1日 - 国鉄バス、特急・急行バス休止。
- 1986年11月1日 - 国鉄バス、特急バスを復活。高速つばめ号札樽自動車道経由で運行開始。
- 1999年3月11日 - 中央バス・JRバス、マイカル小樽オープンに伴い、マイカル小樽経由便を新設。
- 2000年11月1日 - 中央バス、望洋台経由の試験運行開始。
- 2001年3月31日 - 中央バス・JRバス、マイカル小樽経由便を廃止。
- 2001年4月1日 - 中央バス、望洋台経由系統を新設、通年運行開始。
- 2001年7月1日 - 中央バス、おたもい直通の「高速おたもい号」の試験運行開始。
- 2001年12月1日 - 中央バスとJRバス、共同運行へ。愛称を高速おたる号に統一。
[編集] 運行区間
円山経由便
北大経由便
- 札幌市 - (札幌北IC) - (札樽自動車道 小樽市) - (小樽IC) - 小樽市
望洋台経由便
- 札幌市 - (札幌西IC) - (札樽自動車道 小樽市) - (朝里IC) - 小樽市
[編集] 停留所
●:降車のみ ◎:乗降とも -:停車せず |
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札幌タ|ミナル | 札幌駅前 | 札幌駅前タ|ミナル | 北8条西1丁目 | 北大正門前 | 北大病院前 | 北18条西5丁目 | 北24条西5丁目 | 地下鉄北34条駅前 | 時計台前 | 北1条西4丁目 | 北1条西7丁目 | 厚生年金会館前 | 道立近代美術館 | 円山第一鳥居 | 西区役所前 | 西町北20丁目 | 見晴 | 新光 | 望洋台大橋 | 望洋台シャンツェ | 望洋台3丁目 | 望洋タウンセンタ| | 配水地前 | 望洋パ|クタウン入口 | ニュ|タウン桜入口 | 桜町 | 弥生通 | 東小樽 | 小樽築港駅 | 潮見台 | 奥沢口 | 住吉神社前 | 花園公園通 | 市役所通 | 小樽駅前 | ||
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札 幌 ↓ 小 樽 |
経由 |
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小 樽 ↓ 札 幌 |
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- この他、観光シーズンやイベントに合わせて臨時便が運行される。
[編集] 運行頻度・所要時間
2006年12月1日改正時点
- 円山経由便
- 所要時間55分(札幌駅前 - 小樽駅前)。
- 約70往復(よいち号・しゃこたん号・いわない号・ニセコ号を加えると約90往復)。日中はおおむね10分間隔。
- 北大経由便
- 所要時間60分(札幌ターミナル - 小樽駅前)、50分(札幌駅前 - 小樽駅前)。
- 約30往復。日中はおおむね30分間隔。
- 望洋台経由便
- 所要時間60分(札幌駅前 - 小樽築港駅)。
- 平日は9往復。土曜・休日は6.5往復。
[編集] 使用車両
- 正座席40~45人 4列シート
- 定員が若干異なる車両の場合あり
[編集] かつて存在した小樽~札幌方面連絡のバス路線
[編集] 札樽線(国道経由)
札幌~小樽間を一般道(国道5号)経由で運行する路線。高速道経由のバスが増えるにつれ本数の削減や系統分割が進み、2004年12月1日のダイヤ改正にて全廃。
現存する系統は以下の通り。いずれも途中で系統が分割されている。
- 北海道中央バス
- 札幌・桂岡線 - 札幌駅前ターミナル~桂岡(小樽市)~薬大前・桂岡会館下
- 小樽・桂岡線 - 薬大前・桂岡会館下~桂岡~小樽駅前
- ジェイ・アール北海道バス
- 小樽線(宮65) - 宮の沢駅~桂岡~張碓(小樽市)~小樽駅前
- 小樽線(66・66-1・快速66-2) - 札幌駅前ターミナル~宮の沢駅~桂岡~張碓
[編集] 高速かもめ号
- 1978年12月15日 「特急かもめ号」新設。
- 1984年 「高速かもめ号」に改称。
- 1985年 北郷IC経由に変更。
- 1986年4月10日 札幌市内の停留所を「おたる号」に合わせる。3停留所を増設(琴似本通 - 円山第一鳥居 - 厚生年金会館前 - 市立病院前 - 北1条西4丁目)。
- 1992年7月1日 新千歳空港完成に伴い、乗り入れを開始。
- 1992年10月1日? 札樽自動車道全線開通に伴い、全線高速道路経由に変更。札幌市内の各停留所を廃止。
- 1997年 冬季運休となる(12月1日~翌年2月28日)。
- 1998年12月1日 全廃される。
[編集] その他
共同運行であるが、乗車券類について利用制限が一部存在する。
- 共用可能
- 通常の乗車券(片道券・往復券)は共用可能。
- 札樽間高速バス共通カードは全区間で共用可能。
- 札幌駅前ターミナル~西町北20丁目間(円山経由便・望洋台経由便)、札幌ターミナル~地下鉄北34条駅前間(北大経由便)は、共通ウィズユーカードで両社の便とも利用可能。
- 条件付きで共用可能
- 定期券は、高速道区間を一部でも含む定期券に限り、両社の便を利用可能。それ以外の場合は、定期券を購入した会社の便のみ利用可能。
- その他の自社発行の乗車券類は、原則として自社便のみで有効。
[編集] 外部リンク
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