飯島宗一
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飯島宗一(いいじま そういち、1922年 - 2004年)は、長野県岡谷市出身の医学者(病理学者)である。
1946年名古屋大学医学部卒業。広島大学医学部で原爆症を研究。同大学教授、大学紛争の中46歳で広島大学学長。その後、名古屋大学に移り、同大学医学部病理学科教授、同大学学長を歴任した。両大学名誉教授、医学博士。
医学だけでなく、科学、教育、文化全般に深い造詣を持ち、トヨタ財団理事長、日本医学会会頭、愛知芸術文化センター総長などを歴任。また、中央教育審議会委員や臨時教育審議会第四部会(高等教育改革)の部会長なども勤めた。このほか医学者の立場から核廃絶、平和問題に対しても積極的な発言を行った。1996年原爆症研究などの功績で勲一等瑞宝章を受章。