難関校
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難関校(なんかんこう)とは、入学して教育を受けることが容易でない学校のことである。
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難関校という呼称は、小学校・中学校・高等学校で用いられることが比較的多く、大学の場合は、難関校のほかにも難関大学という呼称を用いることも多い。
難関校と判断される規準によく用いられるものとして、入学試験の難易度や、入学者志願倍率がある。初等中等教育において難関校は、有名な大学の附属学校や実績を有する進学校に見られる。明確な基準はないが、学力偏差値で60台以上の学校が難関校に該当するといわれている。
難関校においては、一般的に学力検査などを含む入学者選抜を行っており、入学者は一定の水準以上の「学力」を有すると考えられる。 ただし、あくまで人気の高さ、つまり「入るときの難易度」が基準である。難関校に入学したことは入学者の学力の目安にはなっても、難関校の卒業者の「人格」や「知性」まで保証するものではない。
[編集] 難関大学
日本の大学の場合、おおむね学部(学部以外の教育研究上の基本となる組織を含む)の課程を中心として、難関大学と称されることが多い。 志望者が全国から集まるため、進路指導では「全国区の大学」と呼ばれることもある。
受験業界では、特に難易度が高く受験者も多い大学を最難関大学として特別に扱う。大手予備校では、大学の名を冠した全国規模の公開模擬試験も行われている。
大学名を冠した模試が行われている(または過去に行われていた)大学もある。(代々木ゼミプレ模試、河合塾オープン模試、駿台実践模試参照)
また、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師などの国家資格をとるために必須の大学・学部も「難関」と称される。
芸術や外国語など、専門的な分野に強みを持つ大学も、「狭き門」であるがゆえに「難関」と呼ばれる。