川西能勢口駅
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阪急川西能勢口駅 | |||
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能勢電鉄川西能勢口駅 | |||
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川西能勢口駅(かわにしのせぐちえき)は、兵庫県川西市にある阪急電鉄・能勢電鉄の駅。
両鉄道会社の共同駅となっており、駅管理は阪急電鉄側が担当している。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
JR西日本福知山線(JR宝塚線)の川西池田駅ともアステ川西・阪急百貨店などを通り連絡しており、徒歩5分ほどで着く。
[編集] 駅構造
島式ホーム1面(1・2号線)と櫛形ホーム(3~5号線)による、3面5線の高架駅。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は西改札と東改札の2ヶ所。Book1stの1号店はこの駅の中にある。
[編集] のりば
阪急宝塚線は1~3号線、能勢電鉄の普通電車は4・5号線を使用している。
- 1号線 ■阪急宝塚線 宝塚・雲雀丘花屋敷・西宮北口・神戸方面
- 2号線 ■阪急宝塚線 大阪(梅田)・豊中・箕面・京都方面(平日ラッシュのみ使用)
- 3号線 ■阪急宝塚線 大阪(梅田)・豊中・箕面・京都方面/■能勢電鉄線 日生中央行特急日生エクスプレス
- 4号線 ■能勢電鉄線 妙見口・日生中央方面
- 5号線 ■能勢電鉄線 妙見口・日生中央方面(一部時間帯のみ)
有効長は1~3号線が10輌まで、4号線が4輌まで、5号線が6輌までである。4号線も元々は6輌まで対応していたが、能勢電鉄で特急を除く列車が最高4輌編成に変更されたことで4号線は西側2輌分を使用しなくなった。これにより、現在は4号線と5号線を行き来するための橋が造られている。
3・4号線は同一平面上にあるため、能勢電鉄の列車と梅田方面行き列車は同一ホームでの相互乗換えが可能。また、5号線ホームは4号線の降車用ホームの役割も担う。
梅田方には側線がある。これは平日朝ラッシュ時の上り日生エクスプレスが日生中央駅より3号線に停車したのち、前に2両増結するための増結車待機場として存在している。
[編集] 駅周辺
[編集] バス
阪急バス 川西バスターミナル
- 1番のりば
- 5番(萩原台線) 松が丘・萩原台・萩原循環
- 15番(萩原台線) 松が丘・萩原台・八皇子神社・丸の内町循環
- 2番のりば
- 3番のりば
- 3番(けやき坂線) けやき坂循環・けやき坂二丁目 行(萩原台・鶯台経由)
- 53番(けやき坂線) けやき坂循環・けやき坂五丁目 行(萩原台・鶯台・けやき坂二丁目経由)
- 63番(けやき坂線) けやき坂循環・けやき坂二丁目 行(萩原台・鶯台・けやき坂五丁目経由)
- 4番(杉生線) 南野坂・湯山台・湯山台口・明峰小学校前循環(萩原台・錦松台経由)
- 10番(杉生線) 川西明峰高校 行(パルティ川西前から萩原台まで無停車)
- 30番(杉生線) 西多田一丁目・矢問・丸の内町 行(萩原台経由)
- 4番のりば(猪名川パークタウン線)
- 1番 清和台営業所前 行(萩原台・鶯台経由)
- 1番特急 清和台営業所前 行(パルティ川西から清和台南まで無停車)
- 2番 紫谷 行(萩原台・鶯台・清和台営業所前・広根経由)
- 6番 日生中央 行(萩原台・鶯台・清和台営業所前・つつじが丘・広根中・白金三丁目経由)
- 7番 日生中央 行(萩原台・鶯台・清和台営業所前・つつじが丘・広根中・大原公園経由)
- 8番 日生中央 行(萩原台・鶯台・清和台営業所前・つつじが丘・銀山口・白金三丁目経由)
- 9番 日生中央 行(萩原台・鶯台・清和台営業所前・つつじが丘・銀山口・大原公園前経由)
- 9番 つつじが丘二丁目 止(萩原台・鶯台・清和台営業所前経由)
- 59番 日生中央 行(萩原台・鶯台・清和台営業所前・つつじが丘五丁目・銀山口・大原公園前経由)
- 59番 つつじが丘五丁目 止(萩原台・鶯台・清和台営業所前・つつじが丘一丁目経由)
- 深夜バス 清和台営業所前 行
- 5番のりば(猪名川パークタウン線・夕方以降のみ)
- 6番 日生中央 行(萩原台・鶯台・清和台営業所前・つつじが丘・広根中・白金三丁目・パークタウン中央・紫谷経由)
- 6番 パークタウン中央 行(萩原台・鶯台・清和台営業所前・つつじが丘・広根中・白金三丁目経由)
- 6番急行 日生中央 行(西多田から清和台営業所前まで無停車、つつじが丘・広根中・白金三丁目・パークタウン中央・紫谷経由)
- 8番 日生中央 行(萩原台・鶯台・清和台営業所前・つつじが丘・銀山口・白金三丁目・パークタウン中央・紫谷経由)
- 6番のりば(桃源台線)
- 61番 北村 行(総監部前経由)
- 62番 阪急伊丹 行(総監部前経由)
- 7番のりば(尼崎線)
- 56番 尼崎 行(北村・伊丹本町・伊丹営業所前・塚口・阪神水道前経由)
- 56番 伊丹営業所前 止
- 7番のりば
- 大阪国際空港 行(スルッとKANSAI利用可能)
[編集] 歴史
昔は、能勢電鉄がJR(当時国鉄)川西池田駅前の川西国鉄前駅まで走っていたが、駅前開発により廃止された。正式には妙見線の一部であるが、能勢電鉄国鉄前線と呼ばれていた。 高架前の駅構造は阪急側の改札は地下と地上があった。能勢電と阪急間は同一ホームに連絡改札が存在。また、能勢電は阪急側と別ラッチで地上改札。能勢電は出発してすぐに制限15キロの急カーブを通っていた。このカーブのため、阪急からやってきた車両には連結器改造を強いられていた。高架後カーブは以前より緩やかになった。
- 1913年(大正2年)4月8日 箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)の能勢口駅として開業。
- 1913年(大正2年)4月13日 能勢電気軌道(現在の能勢電鉄)の能勢口~一の鳥居間が開業。
- 1917年(大正6年)8月7日 能勢電気軌道の池田駅前(のちの川西国鉄前)~能勢口間が開業。
- 1965年(昭和40年)7月1日 川西能勢口駅と改称。
- 1981年(昭和56年)12月20日 能勢電鉄の川西国鉄前~能勢口間が廃止。
- 1995年(平成7年)6月4日 阪急 特急列車の停車駅となる。
- 1996年(平成8年)3月24日 高架駅舎供用開始。西方へ100m移転。
- 1997年(平成9年)11月17日 特急日生エクスプレスの運行を開始。同列車の停車駅となる。
[編集] その他
第3回近畿の駅百選選定駅。
2003年度の乗降人数は、阪急電鉄川西能勢口駅で1日平均44,950人、能勢電鉄川西能勢口駅で1日平均59,947人である。
乗り換えの乗客がドアが開くと猛然とダッシュする乗客が多い。ダイヤ上乗り換えの時間は十分に確保されており、ダッシュの必要はないが、乗り換え先の電車での着席目当てとされる。階段の昇降を伴う場合は非常に危険であり、乗客同士の衝突や転倒でのケガも日常茶飯事で発生している。当初は鉄道会社側も注意を促していたが、乗客が全く聞き入れないため注意しなくなっている。
唯一、阪急・能勢の2社が共同で使用する3号線にはやや特徴のある放送が流れる。3号線の放送自体は阪急側の仕様に従うため、列車到着前には「まもなく3号線に大阪梅田方面行きの電車が到着します…」といった放送が入る。 しかし、3号線には宝塚方面から入線する列車が多い中、日生エクスプレスを代表として逆方向から入線する列車が存在する。このときの放送は前述のように進行方向を指すのではなく、入線方向を指す放送が行われる。例えば、梅田発日生中央行きの特急ならば「まもなく、大阪梅田方面から3号線に電車が到着します…」というものになる。
[編集] 隣の駅
特急日生エクスプレスは、当駅を境とした阪急宝塚本線~能勢電鉄妙見線の直通運転となる(3号線にてスイッチバック運転を行う)。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 阪急電鉄ホームページ
- 能勢電鉄ホームページ
- 阪急電鉄(川西能勢口駅)
- 鉄道の町 川西(川西能勢口駅周辺の歴史がよく分かりますよ)