針中野駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
針中野駅(はりなかのえき)は、大阪府大阪市東住吉区駒川5丁目にある、近畿日本鉄道南大阪線の駅。
目次 |
[編集] 駅構造
相対式2面2線ホームを持つ高架駅。ホーム有効長は6両。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は1ヶ所のみ。
- のりば
- 藤井寺・古市・橿原神宮前・吉野・河内長野・御所方面
- 大阪阿部野橋行き
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は11419人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、70位。
- 南大阪線・吉野線の駅(43駅、他線接続駅含む)の中では、8位。
- 大阪府内の近鉄の駅(61駅)の中では、32位。
- 昭和30年代は、近鉄全線での乗降客数がベスト10に入っていた。近鉄南大阪線では、阿部野橋駅に次ぐ乗降客数を誇っていた。昭和55年ごろには、1日の乗降客数が34000名ほどあり、沿線では、大阪阿部野橋、藤井寺、河内松原に次ぐ乗降客数を誇っていた。夕方のラッシュ時には最高5分間隔で普通電車が運行されていたが、大阪市営地下鉄谷町線の開通で乗降客数の多くが駒川中野駅に流れ、激減した。
[編集] 駅周辺
- 駒川商店街
- 東住吉駒川五郵便局
- 大阪市立南百済小学校
- 駒川中野駅 - 大阪市営地下鉄谷町線
- 大阪市立東住吉図書館
[編集] 路線バス
- 赤バス
- 東住吉北ループ: 中野中学校前方面
- 東住吉南ループ: 東住吉区役所・駒川方面、住道矢田・矢田行基大橋方面
[編集] 歴史
- 1923年(大正12年)4月13日 大阪鉄道大阪天王寺~布忍間開通時に開業。
- 1943年(昭和18年)2月1日 関西急行鉄道が大阪鉄道を合併。関西急行鉄道天王寺線の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併。近畿日本鉄道南大阪線の駅となる。
[編集] 駅名の由来
大阪鉄道開通時に、当駅の用地を江戸時代以前から今も続く「中野小児鍼」の中野氏が提供したため、針の中野から転じて針中野となったと言われている。 針中野という駅はあっても、長年、針中野という地名はどこにもなかったが、昭和55年の新住居表示で、東鷹合町や中野通りの一部が針中野という地名に改められた。駅名から地名が誕生した珍しいケースでもある。