辻本茂雄
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辻本 茂雄(つじもと しげお、1964年10月8日 - 本名同じ)は、 大阪府阪南市出身のお笑いタレント。血液型はA型。吉本興業所属。NSC5期生。和歌山県立和歌山北高等学校卒業。
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[編集] 遍歴
当初は競輪選手を目指しており、中学時代には自転車競技で全国大会に出場を果たすなどしていたが、高校時代に交通事故に遭い、検査の際、足に腫瘍が見つかったことから断念、吉本総合芸能学院へと進学する。ちなみに1998年頃の単発番組で伊勢への遍路歩き中に腫瘍が再発した。また、現役競輪選手とも交流がある。
卒業後、漫才コンビ、三角公園USAとして心斎橋筋2丁目劇場で活動、ダウンタウン司会の「4時ですよーだ」(MBSテレビ)などに出演していた。
1989年コンビを解散し吉本新喜劇に入団する。当初は、同時入団の今田耕司、東野幸治らが主役級の大役をもらう一方、アゴネタでいじられてすぐに出番が終わる、セリフの少ない端役ばかりであった。そんな中、間寛平が「辻本のツッコミはおもろい」と周囲に売り込んだおかげで少しずつ頭角を現し、今田、東野が退団した後は主役級まで昇格、1995年にはニューリーダーに就任した。同年頃から若手育成の場として「辻本茂雄芝居全集」を開始する。
趣味は競馬であり、競馬歴1年にして3連複を見事に的中させたこともある。自らがレギュラー出演中の競馬展望番組サタうま!(関西テレビ放送)では「万馬券ハンター」「GIハンター」と異名されるほどである。ちなみに、馬券は一応過去のレースのデータに基づいているものの、「超」がつくほどの本命党。その予想はサタうま!でも見受けられ、本命(前日オッズの1番人気)ともう1頭の人気馬を挙げ、あとはその2頭から全ての馬に3連単で、マルチで流すというもので、ほぼパターン化している。
アゴがしゃくれている特徴的な顔で、NHK「バラエティー生活笑百科」では上沼恵美子に「ペリカンに似ている」と揶揄されることもある(ちなみに昔、同級生の女子に、下敷きに『アゴ、絶壁、ペリカン』と書かれたことがある)。
コンビ解散時のエピソードに、ピン芸人として活動するには本名の辻本茂雄という名前は普通すぎる為、当時2丁目劇場で共演していた先輩であるダウンタウンの松本人志に芸名を考えてほしいと相談した事もあった。松本は5分間ほど考えた結果「カマンベールチーズ」という芸名を提案したが、提案した松本も提案された辻本もなぜこの芸名になるのか意味がよく理解出来ていなかったため断念し、結局本名のまま活動する事になった。
2004年には、第33回上方お笑い大賞において、大賞を受賞した。
「サタうま!」に出演以来、中央競馬関係者との交友関係を深めており、特にディープインパクト号については、自ら応援団長を買って出て、陣営のお墨付きを得るほどの仲である。ディープインパクト号が2006年凱旋門賞に出場した際には、番組を通して視聴者デザインをベースとしたオリジナル馬服をプレゼントした。
[編集] 新喜劇での傾向
1999年より座長に就任する。
新喜劇では特に吉田ヒロと対照的にマンネリ(保守的)な芝居、とりわけドタバタコメディを好む座長で、自らが制作に関わったストーリーでは「茂造じいさん」という、とにかく場をかき乱すハチャメチャで元気な老人、またはお人好しのヤクザを演じている(これらは下記で詳述)。毎回同じストーリーであるため、テレビで毎週新喜劇を観ている者のためではなく、NGKにツアーでやってきた団体客のための上演といっても差し支えない(月曜夜の稽古が、ほかの座長のときよりも早く終わるらしい)。
また、他の座長とは違いクライマックスの泣き落としの場面ではいらないことを言って、笑わせることが多い(他の座長であれば静かにするか、場を納める役割を果たす)。
吉本最強の暴力王と言われる石田靖ほどではないが、やや暴力的なツッコミ(主に浅香あき恵とたかおみゆきに対して)も特徴である。浅香に対しては「バケツをかぶって顔を隠せ!」と怒り、たかおに対しては「おもんない!」「ブサイク!」などと言いつつ頬をひっぱたいたり、灯油タンクで思いっきり殴って椅子から落としたり茂造じいさんの時は杖で後ろから力いっぱい叩いたりなど暴力にいとまがない。
2006年現在、レギュラー格の烏川・安尾・島木・末成を重用する。また他の座長に比べて若手を多用する傾向がある。ブレイクを目指す伊賀健二や山田亮、平山昌雄を重用し、彼らのランクアップの後押しをしている。
一方、新喜劇ではタブー視される傾向にあるセットや仕掛けを利用したネタもしばしば取り入れている。
[編集] 主なネタとキャラクター
辻本が2006年現在新喜劇で演じているキャラクターは次の二人だが、一興行で茂造じいさん→ヤクザを一辺に演じたことがあった(劇中で茂造じいさんが死亡し、茂造じいさんの借金の取立てとして、ヤクザ役の辻本が取立てに来るというもの)。なお、ダブル座長公演の際には、これ以外の役も見られる。現在舞台ではボケ専門で、内場勝則や吉田ヒロなどのようなツッコミ専門の役回りはほとんど皆無になっている。ダブル座長公演時は出演者の表記がトップでない場合は、テレビ出演との兼ね合いもありストーリーラインに絡まない役が多い(休演しても影響がないと言うことである)。2006年4月1日に放送された石田座長の新喜劇「SAKURA」では久しぶりにストーリーラインに絡む役をこなした。
[編集] お人好しヤクザ
ちょび髭、白地に黒いアーガイルチェックのスーツを着用し出演。困っている人を見ると助けずにはいられない。動機のほとんどがマドンナ役への一目惚れ。子分役を演じるのは現在は下記の通り烏川耕一(赤いスーツ)と安尾信乃助(青いスーツ)が多い。以前は中田はじめ、川畑泰史、大山英雄、東京ではDonDokoDonなどが務めた。温泉旅館を舞台にしたネタではそれぞれ同じカラーの浴衣を着用する事も。夏季は同じ柄のシャツも見られる。
また、平山昌雄、たいぞう、なかやまきんに君らと息の合わないヤクザ2人組として登場することもある。(最近は平山で固定)辻本のボケに対して、平山たちが全くのトンチンカンなツッコミを入れ、それを辻本につっこまれるというオチ。これだけの演出が5分くらいと長く続き、客席では笑いが絶えない。そして、明らかに漫才師みたいなノリなので、周りの出演者から、「お宅ら漫才師ですか?」とつっこまれることもしばしばある。
[編集] ヤクザ役で出演する時のギャグ
- ○○トーク 辻本・烏川・安尾で何かをしながら相手に物事を伝えるというネタ。複数のパターンを組み合わせることもある。ネタを受けるほうはほとんど置き去りにされている。
- ローテーショントーク
- 台詞を節ごとに分割し、辻本→烏川→安尾→辻本 の順番で台詞をつなぎボケるネタ
- (辻本)「(地上げ屋の場合は)実はこの辺りをリゾート開発することになったんや!」「(借金取りの場合は)俺ら、○○に、金を貸しとんねん!」
- (烏川)「(地上げ屋)そやから、ここの土地が必要なんや!」「(借金取り)返済期限はとうに過ぎとんねん!」
- (安尾)「(地上げ屋)さっさと売った方が」「(借金取り)さっさと出した方が」
- (辻本)「お前の」
- (烏川)「ため」
- (安尾)「や」
- (辻本)「で!」
- (周りの人)「何でくるくる回るんですか!」
- (辻本)「名付けて、ローテーショント~ク!ローテーショントークとは3人で」
- (烏川)「交替に」
- (安尾)「喋る事を」
- (辻本)「いう!」
- (周りの人)「そのままやん!」
- (辻本)「続きまして・・・」と言って以下のネタに入る
- ミュージカルトーク
- 辻本・烏川・安尾が歌って踊りながら相手に特定の目的を伝えるネタ。
- (辻本)「ア~ア!」「(地上げ屋の場合は)リゾート開発するんや~で~!」「(借金取りの場合は)○○に金を貸してるんや~で~!」
- (烏川)「ア~ア!」「(地上げ屋)せやからこの土地が必要なんや~で~!」「(借金取り)返済期限は過ぎてるんや~で~!」
- (安尾)「(地上げ屋)必要?」「(借金取り)過ぎてる?」
- (辻本)「(地上げ屋)必要?」「(借金取り)過ぎてる?」
- (辻本・烏川・安尾)「(地上げ屋)必要~!」「(借金取り)過ぎてる~!」
- (安尾)「ア~ア!(地上げ屋)さっさと売ったほうがお前のためやで~!(借金取り)さっさと出したほうがお前のためやで~!」
- (辻本)「それはええこっちゃ~」
- (烏川)「それはええこっちゃ~」
- (安尾)「それはええこっちゃ~」
- (辻本)「それが一番」
- (辻本・烏川・安尾)「ええこっちゃ~!」
- (辻本)「まぁこういうこっちゃ~」
-
- 民謡トーク
- 安尾は太鼓をたたくフリで「ドンドトコドンドトコ」、烏川は「エンヤートットエンヤートット」、辻本は「うぉ~~WO~~~ぉ」と民謡風な唄を歌いながら相手に特定の目的を伝える。最後は全員で「あ~こりゃこりゃ」で締める。
- (安尾)「ドンドトコドンドトコ・・・」
- (烏川)「エンヤートットエンヤートット・・・」
- (辻本)「♪うぉ~~WO~~~ぉ」「(地上げ屋の場合は)ここはリゾート開発するんや!せやからこの土地必要なんや!さっさと売った方~が~お前~の~ためや~で~!」「(借金取りの場合は)ワシら○○に△△万貸してる!返済期限はとっくに過ぎてる!さっさと出した方~が~お前~の~ためや~で~!」
- (辻本・烏川・安尾)「あ~こりゃこりゃ」
- (辻本)「まぁこういうこっちゃ~」
- ウエストサイドストーリー風トーク
- (辻本)ワンツスリーフォ~
- (辻本・鳥川・安尾)「(地上げ屋の場合は)土地売れ!土地売れ!売るんだ~、売らなきゃお前を殺す殺すぜ!」「(借金取りの場合は)出せ!出せ!○○を出すんだ~、出さなきゃお前を殺すぜ!」
- (辻本)「やっちまいな~~」(殴りかかるが何故か殴り返された素振りをする)
- (鳥川・安尾)「うわっ、この野郎・・・うわっ。」
- (辻本)「やりやがったなこのっ、だだっだだっだだっだだっ、だ、だ、だ・・・・ダ~~」(ナイフを取り出すが逆に刺される)
- (鳥川・安尾)「ジョニー」
- (辻本)「俺が死んでも必ず」「(地上げ屋)地上げするんだ」「(借金取り)取り立てるんだ」
- (鳥川・安尾)「わかってるよっジョニー」
- (辻本)「すばらしい・・・・ガクッ」
- (鳥川・安尾)「ジョニー」
- (辻本)「まぁこういうこっちゃ~」
-
- カルメントーク
- 「土地を売れ」「(借金をして逃げている)奴を出せ」という主旨を伝えるヤクザを演じるときに使われる。フラメンコのイントロを烏川と安尾が歌い、最後に辻本が「売れ!」や「出せ!」と手を叩きながら叫ぶ、リズミカルなトーク。
-
- 歌舞伎トーク(または、狂言トーク)
- 歌舞伎トークの場合は、鳥川が口と手を使って鼓を叩いて演奏する真似をし、安尾が靴で床を叩く。
- 狂言トークの場合は、烏川が最初に裏声で「いよぉ~~ぉっ」と発して安尾が口と手を使って鼓を叩いて演奏する真似をする。
- そして、辻本が、「(地上げ屋の場合は)土~~地~~を~~売~~~れ~~~えぇっ。」「(借金取りの場合は)○○を出~~~せ~えっ~」と、歌舞伎、または狂言の喋り方で相手に特定の目的を伝えようとする。
- しかし、歌舞伎トークの場合は、途中で打ち切ってしまい、「これ、まだ出来てへんねや」で締める。
- 一方、狂言トークの場合は、途中で「いつ終わんねん!!アホ!!」っと言って鳥川の顔を叩く形で終了する。
-
- カーリングトーク
- (辻本)「出せっ・・・(カーリングを始める)」
- (烏川・安尾)「出せ、出せ、出せ、出せ(始める)」
- (三人)「出せ、出せ、出せ、出せ、出せ・・・」
- (辻本)「・・・これ、まだ出来てへんねや」で締める。
-
- クイズトーク
- クイズ$ミリオネア風に目的を伝える
- (辻本)「第1問、こいつは○○を出す(土地を売る)?。A:出す(売る)、B:出さない(売らない)。さあどっち??」
- (安尾or烏川)「A:出す!!」
- (辻本)「ファイナルアンサー??」
- (安尾or烏川)「ファイナルアンサー!!」
- (安尾or烏川)「(効果音の口真似)」
- (辻本)("みの溜め"の真似をして)「正解!!・・・まあこういうこっちゃ」
-
- ※トークとトークの間には必ず
- (辻本)「まぁこういうこっちゃ~」
- (共演者)「解りませんよ」
- (辻本)「解らんか?(解らんやと?)。・・・続きまして・・・」というやり取りがある
-
- 悪質?な嫌がらせ
- 借金の取立てもしくは地上げで訪れた先が留守の場合、子分役が呼ぼうとすると「その前に悪い事したろやないかい!オレは悪いでぇ~」と言ってイタズラをする
- (例)
- (辻本)「さて、どんな悪いことしたろかな~・・おお、こんな所に金庫がある、しかも鍵がかかってない。無用心やの~。オレに悪いことせぇ言うとるようなもんやないかい!!おおっ1万円札が入ってるやないかい!この1万円札を抜き取って・・・千円札10枚入れたる!!悪いやろっ!!」
- (子分)「兄貴、ワルーー!!」
- (辻本)「開けたらびっくりするで~!!。お前も何か悪いことしたれ!!」
- っと子分にイタズラをさせるが「まだまだやな・・・」と冷たくあしらう
など
[編集] 茂造じいさん
青に白ラインが入ったジャージを着用。いつも鞄をさげている。立っているのに杖をつく。性格は破天荒で、周りからは顰蹙を買っている。大概余計なことしかしないが、おいしいところは持っていく。アルバイト、騒々しい入院患者などで出演。基本的に天涯孤独の身という設定だが、エンディングのオチで孫娘が登場したり共演者の祖父役という場合もある。また、妻(死別)がいたという設定もある(この場合、老婆の鬘を被って作った遺影を出す) こちらの出演回数が多い。また観客が見て好き嫌いの激しいキャラクターであるが、観客からは新喜劇の一番人気で、茂造じいさん登場時の歓声はひときわ大きい。 ツッコミ役は烏川耕一や伊賀健二や山田亮が演じる。
[編集] 茂造じいさんで演じるギャグ
- 登場時のお約束 バイト役として遅刻した時に使われる。
- 必ず遅刻しながらやってくる。 そして手荷物を蹴り当てる(たかおみゆきに固定)その後以下に続く
-
- (茂造)「女性がヤクザに絡まれてたんです。(など)」 (ツッコミ役)「それでどうしたんや?」
- (茂造)「見てた。(など)」 (ツッコミ役)「見てたらあかんやん!!」あるいはヤクザに絡まれていたのを…
- (茂造)「助けましたよ。それで助けた女性がお礼に食事でもって言うから…」
- (ツッコミ役)「それで飯食べてたんか?」 (茂造)「そこで目が覚めたんです。」
- (ツッコミ役)「寝とったんかい!!」そして後述の逆ギレへとつながる。
- 逆ギレ
- (バイト役で)遅刻してきた理由を店の主人に問い詰められいきなり逆上し、「オイオイ逆ギレか(笑)。」このときたかおみゆきがいる場合、八つ当たりに手荷物をヒットさせる。
- つまらないものにはメ~ン!
- (烏川・山田など)「何しとんねん!上なんもない!俺が叩いたんや!」
- (辻本)「『つまらん』言うから」
- (烏川・山田など)「中身は詰まっとんねん!」または「『つまらんもん』いうたのお前や!」
- この後、安尾が「つまらん!箱の中身はつまらん!」と、大滝秀治のモノマネをすることもある。またはこの後、後述のように続く場合もある。
- (烏川・山田など)「(贈り物を渡した人に)すいません、これ、中身なんですか?」
- (贈り物を渡した人)「せんべいです。」
- (辻本)「まあまあ、せんべいが砕けて、あられになっただけやがな。」
- (烏川・山田など)「うまいこと言わんでええねん。」
- (主にたかおに)『クソジジイ!』と言われると『クソにジジイまでつけやがって~!』といい、周りから『逆や!ジジイにクソつけたんや!』と突っ込まれる。
- イタズラなどをして周りから『謝らんかい!』と責められると、顔を引きつりながら『ゴメンなぁ!』と言うが、『謝る気ないやろ!』と簡単に悟られる。
- 腕にギプスをはめて慰謝料を取ろうとしたヤクザが計画に失敗してギプスを外すと、そのギプスを拾い「マジンガーZ」の主題歌を歌いながら自分の腕にはめ、「ロケットパ~ンチ!」と叫びながらギプスをヤクザ役に投げつける。
- ヤクザが主にイスを蹴って店を荒らすと、「何すんじゃこらぁ!」とテーブルを蹴り飛ばして「やり過ぎちゃうか~!」と言ったところを「お前や!」と突っ込まれる。
- 結婚を認めさせる芝居を仕込む天才。台詞の一字一句までも全て一人が脚色を仕込んで「あんたすごいなぁ」と突っ込まれる。必ず失敗する。
- 連続ビンタ。相手の胸ぐらを掴んでビンタを何往復も浴びせる。やられた相手は左右に首を振り続ける。相手は主にヤクザやダメ息子などだが次第に関係のない人間にも浴びせる。最後の方は舞台裏の効果音担当の人が疲れてゆっくりになる。
- 杖で悪役を叩きのめして、共演者から「あんた何もんや」と言われ、「越後のちりめん問屋ですよ」と答える。(その後「それは水戸黄門やろ」と突っ込まれる)
- 肩をはだけて遠山の金さん風に「オウオウオウオウ、目に入らねぇか、このBCGが!」(BCG注射の跡を見せる)
- 家に入ってくる時などに持っている杖でチャイムをひたすら鳴らす。
- 他の共演者にクイズ形式で質問をし、その共演者が質問に正解した場合にも、クイズ番組で問題に正解した場合と同じように何度もチャイムを鳴らすこともある。
- なお、これは、安尾信乃助も披露したことがある。
- 大体設定では借金をしており、借金取りが現れると、『どうもどうも』といって抱き合い、「誰?」といわれると『わしの借金取り』「おかしいやん」とツッコまれ、「ギャンブルか?」とせがまれると、『違うわ、お前らにわしの気持ちがわかるのか?わしの友人に○○(よねきち、さんぺい、さんきち、など)いうやつがおるやろ?今、入院してるんや、○○、あと3ヶ月(何故決まって3ヶ月なのかは不明)の命らしいわ、その病院の帰りにパチンコで負けたんや』「ギャンブルや!!」とさらにツッコまれ、『○○~~』と泣き叫ぶマネをするも、「関係ないわ」といわれて、取立てが始まる。
[編集] ヤクザ役、茂造じいさん役両方で見られるギャグ
- メェェェェ!
- (烏川耕一に対して安尾と共に)ひょっとこいじり(詳細は烏川の項目を参照)
- 散らかった洗濯物を立ったままの姿勢で非常に綺麗に畳む。アパレル関係のアルバイトをしていた時に培った特技。
- 裏声でお見合いを妨害
- 例)
- (共演者)「ご趣味は?」
- (辻本)「万引き」
- (共演者)「好きな男性のタイプは?」
- (辻本)「ひょっとこ(デブ)」
- (共演者)「今度、お食事でも(映画でも)行きませんか?」
- (辻本)「嫌よ!!あんたなんか嫌いよ!!・・・」
- (共演者)「ちょっと!!お宅さっきから邪魔しやんといてください!!」
- (辻本)「証拠はあるんか??」
- (共演者)「それが証拠や!!」
[編集] 上記以外もしくはかつての代表的なギャグ
- 失礼しますわよ~~~~ん(最近はまったく言わない)
- (顔を両手で覆って)恥ずかしい~~~ぴよぴよっ!(これも最近はまったく言わないが生活笑百科ではたまに使用する)
- しゃくれたアゴをイジられる。また、尖ったものに間違えられる(座長になってからは封印。しかし現在でも主に座長複数共演のときに、まれに見られることがある。)
- ペリカン、ショベルカーやブルトーザー、ナイフなどの刃物、フランスパンなど。
- 例:(内場勝則)『うわ~、今日は何の料理つくってくれはるんですか?』
- (辻本)『何の話や?』
- (内場):『え?クッキングパパでしょ?』
- (辻本)『誰がクッキングパパや!!』などもあった。
- 桑原和男とのやりとり(現在は封印)
- (桑原):『えぇと、確か…アゴ本茂雄さんとおっしゃいましたかね?』
- (辻本)『辻本や!』
- (桑原):『あ、失礼しました。辻本…アゴ吉?』
- (辻本)『茂雄や!どこにかわいい自分の息子にアゴ吉って付ける親いてんねん!』
- (桑原):『ほな何吉?』
- (辻本)『吉なんかついてへん!』
- (桑原):『あぁ、そうですね…えぇと…シャクレ本茂雄さん?』
- (辻本)『シャクレ本ってなんやねん!日本中探してもそんな苗字おらへんわ!』
- (桑原):『え、ほなショベルカー茂雄?』
- (辻本)『ちゃうわ!つーじーもーとー!』
- (桑原):『ペーリーカーンー!』
- (辻本)『だから、辻本茂雄って言うねん!』
- (桑原):『怒ってます?』
- (辻本)『怒ってますよ!』
- (桑原):『それならば謝ります。アゴめん、アゴめん』
- (辻本)『それは「ごめん」やろうが!』
- (桑原):『どうも、すみません。ご忠告、アゴがとう』
- (辻本)『「ありがとう」やないかい。もう、よろしいわ!』
-
- アゴネタについては、上記の他にも、「アゴ苦労さん(ご苦労さん)」「アゴかけ下さい(おかけ下さい)」「トイレは、アッゴです(あっこやろ!)」「今日はアゴ凝るわ(肩凝るわやろ!)」などといったバージョンもあった。
- その他、「びっくりした~。アゴが伸びてきたかと思った。」に対し、「のびるかい!」とイジリ、内場の持ちギャグ「えっ、そんなんできるんですか?」に発展するパターンなどもあった。
- 共演者の(以前の)携帯電話が鳴ると「こおろぎかあ~。」共演者「携帯の着信音や!」
- 立場が逆になるネタ(内場共演時)
内場「誰が?」辻本「俺が!」内場「誰を?」辻本「やすえさん(その他女性の名前など)を!」 これを繰り返すうちに、
辻本「誰が?」内場「俺が!」辻本「誰を?」内場「やすえさん(その他女性の名前など)を!」内場「・・・って反対になっとるがな!!」(近年は、内場との共演が減ったため見られないネタ)
- 辻本がアルバイトの役で客を怒って帰らせた場合などで、共演者「あんた、ほんま大丈夫か?」辻本「大丈夫ですって、歯も一人で磨けるし・・・。」と言う。(近年は茂造が多いため見られない。)
- 「国歌斉唱!」と言いながら、国歌「君が代」ではなく、自らの出身高校である和歌山北高校の校歌を歌ったりすることもある。
[編集] 主な出演作品
[編集] テレビ
[編集] バラエティー
- バラエティー生活笑百科(NHK総合)
- 今夜はえみぃ~GO!!(毎日放送)
- 快傑えみちゃんねる(関西テレビ)
- よしもと新喜劇(MBS)
[編集] 情報
- おはよう朝日土曜日です(朝日放送)
- 2時ワクッ!金曜(関西テレビ)
[編集] スポーツ
- サタうま!(関西テレビ)