辰巳琢郎
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辰巳 琢郎(たつみ たくろう、1958年8月6日-)は、俳優。大阪府大阪市住之江区出身だが、両親は石川県の出身である。学歴は京都大学文学部卒業。学位は文学士(京都大学)。称号は日本ソムリエ協会ソムリエ・ドヌール。シャンパーニュ騎士団騎士。賞歴には法務大臣感謝状など。
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[編集] 来歴・人物
大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎、京都大学文学部卒業。大学在学中に学内劇団「卒塔婆小町」(そとばこまち)を主宰、当時の芸名は「つみつくろう」。劇団員には川下大洋・生瀬勝久らがいた。俳優として活躍する一方、クイズ番組で数多く優勝していることでも有名。「たけし・逸見の平成教育委員会」で驚異的な正解率が、芸能界のクイズ王として知られるきっかけとなった。勉強小僧が完成して海外旅行獲得を達成したとき、北野武先生が問題を急遽追加して阻止しようとしたが、結局、辰巳はあっさり正解したエピソードがある。しかし、「クイズ$ミリオネア」では、満額の1000万円がかけられた最終問題に挑戦したが誤答して1000万円を獲得できなかった。
また、辰巳琢郎の琢の字が豚に似てることから豚郎(ぶたろう)とよくからかわれることがある。この発端は「笑っていいとも!」の中でタモリが「琢郎の琢の字って豚に似てるけど『豚郎さん』って間違われたことない?」と言ったことで始まり、辰巳の口からも「タモリさんのせいで・・・」と言うようになった。しかし話すことはあっても別に恨んでる様子は特に無い。
「たけし・逸見の平成教育委員会」でも、1回だけ「今日は、『たつみぶたろう君』も(生徒として)来ていますからねー。」と、北野先生に番組冒頭で呼ばれていた。
無類のワイン通で、2001年に日本ソムリエ協会のソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)となる。2005年から長野県原産地呼称管理制度のワイン官能審査委員を務める。そとばこまち時代の同僚の川下とは、同じ大学時代の同級生。
同姓で俳優の故辰巳柳太郎とは血縁関係は無いが、ファンから「辰巳柳太郎さんの御子様(あるいは御孫様)ですか?」と尋ねられる事が多いと云う。
[編集] 出演作品
[編集] テレビ
- 連続テレビ小説『ロマンス』
- 信長 KING OF ZIPANGU(1992年NHK大河ドラマ 浅井長政役)
- ひとつ屋根の下(1993年)
- 八代将軍吉宗(1995年NHK大河ドラマ 徳川綱教役)
- 元禄繚乱(1999年NHK大河ドラマ 大高源五役)
- 利家とまつ~加賀百万石物語~(2002年NHK大河ドラマ 前田長種役)
- 月曜ドラマスペシャル『浅見光彦シリーズ』(1994年~2000年、浅見光彦 役)
- 水曜プレミア「ねじれた絆~赤ちゃん取り違え事件の真実~」
- 平成教育委員会
- 辰巳琢郎のくいしん坊!万才
- 平成教育テレビ'93 スーパータイムSP(安藤優子・奥山佳恵と共に司会)
- 味の素のごちそうさま
- 辰巳琢郎のリフォーム夢家族
- 暴れん坊将軍Ⅲシリーズ 備中松影藩主相良伊予守、伊平(2役)
- アンテナ22特別版特別ドラマスペシャル 総理大臣小泉純一郎(2006年 日本テレビ) 田中均役
[編集] 映画
- ゴジラvsデストロイア(1995年 伊集院研作役)
[編集] その他
- あなたも参加する刑事裁判~裁判員制度が始まります~(2005年、最高裁判所)ナビゲーター
[編集] CM
- JR北海道(1996年)サスペンスドラマ風に仕立てた旭川~札幌~函館の特急列車のCM(スーパーホワイトアロー、スーパー北斗 決めゼリフは「そう、JRならできる」「やるじゃないか」であるが、スーパーおおぞらが近日誕生するバージョンでは「やるじゃないか」のセリフが「今度は釧路か」になっている)、一日散歩きっぷ(普通・快速列車用の乗り放題きっぷ)