西村伊作
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西村 伊作(にしむら いさく、1884年9月6日 - 1963年2月11日)は、日本の教育者。文化学院の創立者としても知られる。
和歌山県新宮市出身。1898年、遠方からの入学者が多かった広島市の明道中学(1892年―1923年、他の出身者には黒島亀人、石田一松ら)に学ぶ。日露戦争に対して非戦論を唱え社会主義思想を持ちビラ配りをした。1903年卒業。 叔父の大石誠之助の影響を受けて社会主義思想に共鳴し、幸徳秋水や堺利彦ら平民社に拠る社会主義者と交流する。
新宮市の自邸(国登録有形文化財)や文化学院校舎の設計を自ら行うなど、建築家、芸術家としての一面も持つ。