荻野屋
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 群馬県安中市 |
設立 | 1953年 |
業種 | 食料品 |
代表者 | 高見澤恭子 |
資本金 | 125百万円(グループ合計) |
従業員数 | 580名(グループ合計) |
外部リンク | www.oginoya.co.jp |
株式会社荻野屋(-おぎのや)は群馬県安中市松井田町に本店を置いて、おぎのやの名で駅弁「峠の釜めし」を製造・販売している業者である。関連会社に、サービスエリア内の飲食店やドライブインの運営を行う「株式会社おぎのやドライブイン」などがある。
1885年(明治18年)信越本線の横川駅駅前に本店を構え創業。現存している駅弁販売業者としては最古である。脚光を浴びるようになったのは、1957年(昭和32年)よりヒット商品である峠の釜めしを販売開始したことによる。 1967年にフジテレビジョン系列にて放映されたテレビドラマ(土曜劇場「釜めし夫婦」)は、当時の同社経営者をモデルとしており、この作品が「峠の釜めし」の存在を全国に知らしめた。
自動車社会の到来にあわせ、国道18号脇に工場兼ドライブインを建設する拡大路線をとり、軽井沢へ向かう多くの観光バスが食事休憩に立ち寄る名所にまで成長させた。上信越自動車道開通後はサービスエリアや軽井沢各所への出店により、自動車の流れが横川をスルーしたことへ対応している。ドライブイン展開の経営路線はその後拡大され、長野県各所にドライブインを有している。
長野新幹線(北陸新幹線)の営業開始に伴う横川駅~軽井沢駅間の廃止により動向が懸念されたが、横川駅での駅弁販売以外の売り上げを7割以上に高めていた結果、経営への影響は最小限であった。
現在でも本店(横川駅)のほか、同社グループにて横川、上信越自動車道佐久IC前、長野IC付近、中央自動車道諏訪IC前にてドライブインを運営。 上信越自動車道横川SA内や、長野新幹線軽井沢、安中榛名、上田の各駅、さらに安中市、高崎市、軽井沢町の各所にも店舗を持つ。
グループ店舗以外では、長野新幹線あさま号での車内販売(高崎~軽井沢間の両方の駅に停車する列車のみ、NRE)、長野駅ビルなどで弁当の販売を行っている。また、百貨店やスーパーマーケットが開催する「駅弁フェア」などのイベントの定番商品として、日本全国に弁当の出荷を行っている。
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