第6回選抜中等学校野球大会
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出場校 | 16校 |
優勝 | 神戸市立第一神港商業学校(兵庫県) |
試合数 | 15試合 |
選手宣誓 | --- |
総入場者数 | --- |
本塁打数 | --- |
第6回選抜中等学校野球大会は、1929年(昭和4年)3月30日から4月5日までの間、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われた選抜中等学校野球大会である。
今大会より、入場式の際の各校先頭に校名を記したプラカードを加え、試合終了後の校歌吹奏と校旗掲揚を開始した。これは、主催者の毎日新聞社の社員だった人見絹枝が、アムステルダムオリンピックでの感激から発案したものとされている。
また、阪神甲子園球場にアルプススタンドが新設された。
目次 |
[編集] 出場校
- 松本商(長野県)
- 慶應商工(東京都)
- 静岡中(静岡県)
- 愛知一中(愛知県)
- 愛知商(愛知県)
- 平安中(京都府)
- 関西甲種商(大阪府)
- 八尾中(大阪府)
- 関西学院中(兵庫県)
- 第一神港商(兵庫県)
- 和歌山中(和歌山県)
- 海草中(和歌山県)
- 広島商(広島県)
- 広陵中(広島県)
- 高松商(香川県)
- 鹿児島商(鹿児島県)
[編集] 試合結果
[編集] 1回戦
- 第一神港商 5 - 2 静岡中
- 愛知商 5 - 1 和歌山中
- 八尾中 3 - 1 松本商
- 海草中 5 - 0 平安中
- 広陵中 13 - 6 慶應商工
- 関西甲種商 4 - 1 鹿児島商
- 愛知一中 4 - 1 広島商
- 高松商 6 - 1 関西学院中
[編集] 2回戦
- 第一神港商 4 - 1 愛知商
- 八尾中 6 - 5 海草中
- 広陵中 3 - 0 関西甲種商
- 愛知一中 5 - 2 高松商
[編集] 準決勝
- 第一神港商 1x - 0 八尾中(延長11回)
- 広陵中 9 - 8 愛知一中
[編集] 決勝
- 第一神港商 3 - 1 広陵中
(第一神港商)西垣-倉 (広陵中)佐々木、小川-小川、中尾
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
広陵中 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
第一神港商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | X | 3 |
第一神港商の西垣は3連投であったが、広陵中打線の早打ちに助けられるうちに調子を上げていった。一方、第一神港商打線は待球作戦を取り、出塁後は一転好球必打に切り替え、5回以降得点を重ねた。広陵中は6回表に3番中尾が二盗、三盗を決めたのを皮切りに1度は同点に追いついたが、後が続かなかった。
[編集] 関連項目
高校野球 | |
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選抜高等学校野球大会 | 全国高等学校野球選手権大会 |
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1915 | 1916 | 1917 | (1918)中止 | 1919 |