第3次スーパーロボット大戦
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第3次スーパーロボット大戦 | |
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ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | スーパーファミコン プレイステーション |
開発元 | ウィンキーソフト |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | ROM(SFC) CD-ROM(PS) |
発売日 | 1993年7月23日(SFC) 1999年12月22日(PS) |
価格 | 9800円(SFC) 2000円(PS) |
その他 | PS版はコンプリートボックスにも収録 |
『第3次スーパーロボット大戦』は、バンプレストから発売された『スーパーロボット大戦シリーズ』の一つ。
目次 |
[編集] 概要
第○次シリーズの第2作。シリーズで初めてマルチシナリオを採用。特定条件をそろえると隠しMAPへ進むことができた。
プラットフォームがスーパーファミコンに移ったことで、グラフィックは前作から大幅にパワーアップする。ユニットの武器が大幅に増え、戦闘シーンでも様々な動きを見せ、背景が初めて表示されるようになった。また一部のスーパーロボットの必殺技に小さいながらもカットインが入るようになった。
1999年6月10日には『第2次スーパーロボット大戦』・『スーパーロボット大戦EX』(以後『EX』)と共に、『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』としてプレイステーションにリメイク移植され、これらは同年12月22日に分売されている。
『第4次スーパーロボット大戦』(以後『第4次』)の攻略本において、本作で第○次シリーズを完結させるという話もあった事が明かされている。
人気に対して出荷本数が少なかったため、ファンからは長年「幻のソフト」扱いされていた。
[編集] 参戦作品
[編集] 一覧
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 機動戦士Zガンダム
- 機動戦士ガンダムZZ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダムF91
- 無敵鋼人ダイターン3
- マジンガーZ
- グレートマジンガー
- UFOロボ グレンダイザー
- グレートマジンガー対ゲッターロボ
- グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突
- グレンダイザー・ゲッターロボG・グレートマジンガー決戦!大海獣
- ゲッターロボ
- ゲッターロボG
- 超電磁ロボ コン・バトラーV
- 勇者ライディーン
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
[編集] 解説
初参戦は『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(実は前作の『第2次』でもハイゴッグが登場している)・『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』・『無敵鋼人ダイターン3』・『超電磁ロボ コン・バトラーV』・『勇者ライディーン』の5作品。また『魔装機神』からはヒロインのリューネ・ゾルダークとヴァルシオーネが初登場した。
[編集] システム
- 改造
- 本作からユニットの改造が採用された。ただし武器は改造できない(PS版では可能)。これにより自分の好きなロボットを強化して楽しむという新たな楽しみ方が出来るようになり、スパロボの一つの売りとして定着して行く事となる。
- 乗り換え
- 前作ではユニットとパイロットが一体化していたが、本作から乗り換えが可能になった。これにより、例えば「宇宙の適応が優れたマリアをグレートマジンガーに乗せて宇宙での戦力を強化する。」といった柔軟な運用が可能となった。
- マルチシナリオ
- 選択肢によりストーリーが分岐するマルチシナリオが採用され、ストーリーはより深みを増した。しかしその弊害として、特定のルートを通らないと続編に話が繋がらない、という問題が発生。本作の後日談である『EX』・『第4次』・『スーパーロボット大戦F』では、隠しMAPまでクリアした後というのが正史とされており、特に『EX』のシュウの章などはその影響が濃いため、いきなりプレイするとわけが分からないことになりかねない。
- 本作は終盤3ルートに分岐し、アナベル・ガトーが仲間になるルートとメキボスと和解するルートは別ルートなのだが、続編ではいずれも正史として扱われており矛盾が生じている。
[編集] スタッフ
- プロデュース
- じっぱひとからげ
- 脚本・監督
- 阪田雅彦
- 音楽
- 田中伸一
- オリジナルメカデザイン
- 守谷淳一
[編集] 評価
本作はシリーズでも最高クラスの難易度を誇りライトユーザーがとっつきにくい作品となっているが、最近の低難易度に満足できない古参ユーザーの中にはシリーズ最高傑作として本作を挙げるものも少なくない。最近はどんなユニットでも活躍させられるよう能力の平均化が進んでおり、詰め将棋的な楽しみが出来るスパロボが出にくい現状が本作の好評価を生み出したとも言える。