バンプレストオリジナル
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バンプレストオリジナルは、バンプレストが販売するコンピュータゲームソフトに登場するバンプレストオリジナルのロボットおよびキャラクターの総称である。しかし最近では、バンプレストが『スーパーロボット大戦シリーズ』に力を注いでいることもあり、バンプレストオリジナルといえばスーパーロボット大戦オリジナルを指す場合がほとんどである。
通常ゲームのキャラクターといえば製作した会社のオリジナルのみで構成されるが、バンプレストのゲームにはスーパーロボット大戦シリーズやコンパチヒーローシリーズをはじめとするクロスオーバー作品や、原作が存在するキャラクターゲームが多い。そのため版権キャラクターと区別するため、バンプレストオリジナルという名称を用いている。
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[編集] 役割
多数の作品を同一世界に存在させるクロスオーバー作品では、各作品の設定の違いから不整合が生まれやすい。そのため世界観や設定に整合性・共通性を持たせるため、バンプレストオリジナルが利用される。また、特定の作品に比重を偏らせないため、主人公やラスボスの多くもバンプレストオリジナルが務める事が多い。
特にスーパーロボット大戦シリーズはかなりの数の版権作品が集結しているということもあり、どれかの版権作品のボスをラストボスに設定すると他の作品のファンから納得のいかない声が大量に押し寄せてくる可能性があったためにオリジナルの存在は均衡を保つための重要なポジションとなっている事が多い(F完結編のように版権キャラがラストボスであっても、搭乗する機体はオリジナルにするなど)。
[編集] 特徴
[編集] コンパチヒーローシリーズ
バンプレスト初のクロスオーバー作品『SDバトル大相撲』にて、グレート雷門とバンプレキッドが登場。さらに、ザ・グレイトバトルシリーズにて、ガンダム、仮面ライダー、ウルトラマンに続く、第4のヒーローとしてファイターロアが登場した。この3キャラクターは共通してバンプレストを連想させる意匠がこめられている。
基本的にコンパチヒーローシリーズでは全てのキャラクターが擬人化されておりバンプレストオリジナルもその世界観を前提に存在しているため、細かい設定などは存在せず人間ともロボットともつかないキャラクターが多い。
[編集] スーパーロボット大戦シリーズ
[編集] スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONシリーズ
バンプレストオリジナルは各作品において、脇役の扱いであったが、スーパーロボット大戦がシリーズを重ねるにつれ人気が高まった。そのため、バンプレストオリジナルのみで構成されたクロスオーバー作品である『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』シリーズが製作された。
スーパーロボット大戦シリーズだけでなくコンパチヒーローシリーズのファイターロアの登場も予定されており、まさにバンプレストオリジナルの集大成と言うべきシリーズになりつつある。
[編集] デザイナー
SDのデザインを担当している関係で、レイアップが同様にバンプレストオリジナルのデザインを手がけることが多い。特にキャラクターのほとんどは河野さち子がデザインを行っている。
主なメカニックデザイナー及び代表的な担当デザイン
- 大河原邦男 - ゲシュペンスト
- カトキハジメ - ヒュッケバインシリーズ,Rシリーズ,ビルトビルガー
- 宮武一貴 - グルンガストシリーズ,超機人
- 斉藤和衛 - アルトアイゼン,ヴァイスリッター
- 丸山功一 -
- 藤井大誠 - アシュセイヴァー
- 吉野修広 -
- 大輪充 - エクサランス,エール・シュヴァリアー他
- 杉浦俊朗- ビルトシュバイン
- 安藤弘 - ダイゼンガー,アウセンザイター
- 小野聖二 - リオンシリーズ他
- 金丸仁 - ビルトファルケン,アルブレード,アルブレード・カスタム
- 土屋英寛 - 雷鳳 ,大雷鳳
- 環望 - アウルゲルミル
- 富士原昌幸 - スレードゲルミル
- 津島直人 - ベルゲルミル
- 金子一馬 - ベルグバウ、ディス・アストラナガン、ケイサル・エフェス
- 大張正己 - コンパチブルカイザー
- 射尾卓也 - ゲシュペンスト・タイプRV
- 間垣亮太 - ミロンガ