福島県立福島高等学校

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福島県立福島高等学校（ふくしまけんりつふくしまこうとうがっこう）は、福島県福島市森合町にある県立高等学校。

福島県立福島高等学校
創立	1898年
所在地	〒960-8002
福島県福島市森合町5-72
電話番号	024-535-2391
外部リンク	公式サイト

[編集] 概要

福島県第三尋常中学校を前身とする福島県内首位の進学校。通称は「福高（ふくこう、ふっこう）」。「自学自習」を尊重する校風に基づき指導がなされており、部活動も盛んに行われている。公立としては珍しいセメスター制。また、生徒自身が裁量権を持ち、時間割の組み換えや授業を自習時間に変更するなどの「カット制」が有名。県内の高等学校で唯一、専用図書館が設置されている。同県内に主立ったライバル校が無い為、模擬試験等の際は東北地方各県のトップ校と教育水準を比較することが多い。東北大学の志望者が多く、首都圏大学志望が少ないのが特徴。

[編集] 設置課程

全日制課程
- 普通科（8クラス・2学期制）

[編集] 沿革

1898年4月　創立・校地は信夫郡清水村大字森合字養山
1900年4月　福島県第三中学校と改称、新校舎移転
1901年4月　福島県立福島中学校と改称　同27日、福島県立福島中学校と改称
1903年3月「志のふ草」第1号発行
1924年ごろ新校歌制定。土井晩翠作詞、中田章作曲、「徽章は香のいみじき梅花」
1943年3月「信夫草」45号にて廃刊
1947年4月　6・3・3制実施に伴って、福島県立福島高等学校併設中学校を附設
1948年4月　福島県立福島高等学校開設・創立50周年記念事業
1958年3月　独立図書館竣功（60周年記念事業による）
1969年11月　梅苑会館が同窓会から寄贈
1978年2月　生徒会会誌「しのぶ草」が復刊
1980年3月　梅苑図書館竣功
1995年3月　武道館・家庭科総合実習室新築
1998年9月　百周年記念式典挙行
1999年2月　新・梅苑会館が寄贈
2003年4月　男女共学開始。

[編集] 交通

JR 東北本線・奥羽本線・阿武隈急行福島駅より徒歩15分
福島交通飯坂線美術館図書館前駅より徒歩5分
福島交通「福高前」より徒歩1分

[編集] 学校行事

4月 - 入学式、前期始業式、対面式、課題テスト、応援歌講習
5月 - 梅桜戦
6月 - 前期中間考査、校内模試
7月 - 球技大会、夏季課外授業
8月 - 課題テスト
9月 - 梅苑祭（文化祭）、前期期末考査、スポーツテスト、前期終業式
10月 - 後期始業式、2年修学旅行、校内模試
11月 - 校内模試、1・2年後期中間考査、3年学年末考査
12月 - 冬季課外授業
1月 - 課題テスト
2月 - 1・2年学年末考査
3月 - 卒業式、1・2年歩こう会、後期終業式

応援歌講習は新入生が「福高生」となる恒例行事であったが、2005年から応援団員がいなくなったため本来のものとは異なる形式で行っている。梅桜戦は福島高校と福島東高校が野球の試合を行う。梅苑祭は2003年、2004年は行われなかったが（2003年は体育的行事、2004年は非公開の校内文化祭）、2005年から再び公開で行われることとなった。福島市は有力な予備校がないことから、福島高校では夏休み、冬休みに10日程度の課外授業を行っている。1月には3学年のほとんどの生徒がセンター試験を受験する。3学年は2月からは私大受験や国公立2次試験があるため、基本的に自宅学習となるが、学校で授業は行われている。なお、東北地方の高校のため夏休みは8月第3週までとなっている。

[編集] 校章・校歌・応援歌

校章は梅であり、百花に先駆けて咲く花のごとく先駆者たれとの含意があるという。

『福島県立福島高等学校校歌』 - 作詞：土井晩翠

福高生は入学後、すぐに応援歌講習を受ける。下駄を用意し、直立不動。歌を暗記してこないものは叱責を受ける厳しいものであったが、2003年度の男女共学化に伴い軟化し、2005年度は音楽系、運動系の部活動員を中心としたいたって普通の講習となっている。ここで覚えた応援歌は同窓生をつなぐ共通項となっている。特に「捷の曲」（通称「あかざの香」）は福高を代表する応援歌として親しまれている。以下は主な応援歌の題目である。
- 北の都に
- 捷の曲（あかざの香）
- 恨みを呑んで
- 快刀乱麻
- 河畔城頭
- 駘蕩春の