猪瀬直樹
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猪瀬 直樹(いのせ なおき、1946年11月20日 - )は、長野県長野市出身のノンフィクション作家・評論家。東京工業大学特任教授・東京大学客員教授。
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人物
信州大学教育学部附属長野中学校、長野県長野高等学校、信州大学人文学部卒業。明治大学大学院政治経済学研究科政治学専攻博士前期課程にて政治学者の橋川文三に師事し、日本政治思想史を研究。政治学修士。
1987年、西武鉄道グループについて描いた『ミカドの肖像』で、1987年第18回大宅壮一ノンフィクション賞、ジャポニズム学会特別賞受賞。1996年、『日本国の研究』で、文藝春秋読者賞を受賞。2001年、小泉内閣の行革断行評議会(行政改革担当大臣の諮問機関)に名を連ねる。2002年、道路関係四公団民営化推進委員会委員に就任。
テレビ朝日・CNNデイウォッチのニュースキャスターを務めたこともある。なお著書『ピカレスク 太宰治伝』は2002年映画化された。
道路関係四公団民営化推進委員会委員を務めたほか、国際日本文化研究センター客員教授を歴任。現在は、日本ペンクラブ言論表現委員長もつとめている。
井尻千男、入江隆則、小室直樹らとともに憂国忌の代表発起人として活躍している。道路公団以外にも特殊法人・政府系法人の民営化等を主張する姿勢をとっている。
なおwikipediaに対し、出典不明な批判的な記述(伝聞で伝えられる個人の言動など)の削除を依頼した。
主要著書
- ミカドの肖像
- 天皇の影法師
- 土地の神話
- ペルソナ―三島由紀夫伝
- ピカレスク―太宰治伝
- 黒船の世紀-ガイアツと日米未来戦記
- 日本凡人伝
- 道路の権力
- 道路の決着
- ふるさとを創った男