片平なぎさ
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片平 なぎさ(かたひら なぎさ、1959年7月12日 - )は、東京都品川区出身の女優。血液型O型。ホリプロ所属。ワハハ本舗の梅垣義明とは生年月日が同じである。
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[編集] 来歴・人物
- 日本テレビのオーディション番組『スター誕生!』の出身。1975年デビュー。当初は歌手として活躍、その後女優に転向。1983年-1984年の大映ドラマ『スチュワーデス物語』(TBS系列、共演:堀ちえみ・風間杜夫他)では、悪女役を演じて一躍評判となった。だが、その役のあまりの非情さに、街をプライベートで歩いている時や撮影中に石を投げられたそうで「辛かった」と話している(尚、これ以降殆ど悪役を演じたことは無いが、このドラマのイメージが強烈過ぎる為、本人は「片平なぎさ=恐いというイメージが定着しちゃった」と語っている)。
- 近年は2時間サスペンス・ドラマの主演作品を多く抱え「2時間ドラマの女王」という称号を得る。またNHK朝の連続テレビ小説での活躍により、ホームドラマの女王とも呼ばれつつある。因みに、「2時間ドラマの帝王」の称号を持つ船越英一郎も同じホリプロ所属である。
- また、同じホリプロ所属の榊原郁恵とは同学年で親友。「なぎさ」「郁恵」と呼び合う仲。
- 2006年6月公開の映画「TRICK-劇場版2-」で29年ぶりの映画出演。
- また、「新婚さんいらっしゃい!」(ABC制作 テレビ朝日系)で、10年半に渡ってアシスタントを務め、その記録は未だ破られていない。尚、現在アシスタントを務めているホリプロの後輩の山瀬まみが9年目であるが、あと2年アシスタントを務めれば、片平が持っている記録を塗り替える事になる。
- キャタピラなぎさの仇名で呼ばれることがある
- 松尾嘉代が元祖ニ時間サスペンス・ドラマの女王。
[編集] 主な出演番組
[編集] 2時間ドラマ
- 山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ(フジテレビ・金曜エンタテイメント)
- カードGメン・小早川茜シリーズ
- 小京都ミステリーシリーズ
- 女変装捜査官シリーズ
- ハマの静香は事件がお好きシリーズ
- サントリーミステリー大賞スペシャル子取り
[編集] それ以外のドラマ
- 白い秘密(田宮二郎と共に主演)
- 白い波紋(主題歌「私のいちばん美しい時を」)
- 日本巖窟王 (1979年 NHK)水野菊路(水野十郎左衛門の妹)役
- 雪姫隠密道中記(1980年 MBS)主演
- サザエさん(星野知子主演、波野タイコ役)
- スチュワーデス物語(1983年 TBS)
- 大奥(1983年 NHK)
- 別れる二人の事件簿(2000年4月~6月、テレビ朝日・東映)主演
- 遊びじゃないのよ、この恋は(1986年 TBS)
- 天罰屋くれない(テレビ朝日) 主演
- 水戸黄門第15部 (TBS、黒田綾姫役)
- 連続テレビ小説 天花(2004年 NHK)
- いいひと。
- ナオミ(1999年 フジテレビ)安達かな江役
- 女子アナ。(2001年 フジテレビ)
- プリティガール(2002年 TBS)
- オヤジ探偵 (2001年 テレビ朝日)
- オヤジ探偵2 (2002年 テレビ朝日)
- Stand Up!! (2003年 TBS)
- 逃亡者 RUNAWAY(2004年 TBS)
- 愛と友情のブギウギ(NHK総合テレビ・よるドラ 主演)
- Ns'あおい (2006年 フジテレビ)
- 世界一の「愛妻物語」~乙羽信子と新藤兼人~(2006年 日本テレビ)乙羽信子役
- ゲスト出演
[編集] 映画
- 『トラック野郎 度胸一番星』(1977年東映)5代目マドンナ役
- 『BLACK JACK/瞳の中の訪問者』(1977年ホリ企画制作)
- 『嫌われ松子の一生』(2006年 東宝) 本人役で出演
- 『「TRICK-劇場版2-」』(2006年 東宝)筐神佐和子役
[編集] バラエティ
- 新婚さんいらっしゃい!(出演終了、担当期間:1981年~1992年、番組は現在も放送)
- なるほど!ザ・ワールド(フジテレビ。韓国やスリランカからのレポーター(=出題者)を務めた)
- 森田一義アワー笑っていいとも!(不定期の金曜日、「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ」の番宣のため)
- ディスカバ!99 (2003年 TBS) 番組内の企画で記者に密着される
- おしゃれイズム (2005年 日本テレビ)ゲスト
- ぐるぐるナインティナイン (日本テレビ) ゴチになります!にゲスト出演
- 徹子の部屋 (2006年 テレビ朝日) ゲスト
- ごきげんよう(2006年 フジテレビ)ゲスト
[編集] CM
- ロート製薬(ビタチャージ40目薬、タクティー)
[編集] エピソード
- 未成年時代からの愛煙家。実母から「勉強でのイライラが紛れていくから」という理由で、喫煙を勧められたのがきっかけとのこと。
- 私生活では性格・人当たりの良さで知られる。学生時代の彼女を知る人は『まじめで勉強もよくできた人』と口をそろえる。女優として大成した今も、ファンやスタッフ、投宿先の従業員にまで挨拶や気遣いを欠かさない。
- ぐるぐるナインティナインでの『ゴチになります!』では1位通過し、その際岡村隆史に満面の笑みで「ごちそうさま」と発言。岡村は「片平さんに言われたらもう何でもいい」と笑顔で返した。
- おしゃれイズム内で近所で事件が発生した際、刑事に「同一犯の犯行ですか?」と尋ねたところ「さすが片平さん」と言われ爆笑されたと発言。実際、「同一犯」と言う言葉は、素人が滅多に使わない言葉である。