澤登翠
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澤登 翠(さわと みどり)は、日本を代表する弁士。東京都出身。
法政大学文学部哲学科卒業後、松田春翠の門下生となる。その後、国内はもとよりフランス、アメリカ合衆国等、海外で活躍するようになる。日本独自の弁士の存在を国内だけでなく海外でアピールし、国際的な評価も高い。また、現在めっきり後継者の少なくなった弁士を継承するため、自らの得意分野である活動弁士を多分に広めている。その結果、文化庁芸術祭優秀賞他数々の賞を受賞している。
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[編集] 海外公演における活躍
海外活動における弁士としての活躍は非常に有名で、1988年にはフランスのアヴィニョン映画祭で阪東妻三郎映画の弁士を務め、その後、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンパウロなどでの公演や、ローマのポルデノーネ無声映画祭、ベルギーでのアントワープ映画祭等多くの映画祭で活躍している。
- 主な映画祭
[編集] 受賞歴
- 文化庁芸術祭優秀賞(演芸部門)受賞
- 第21回山路ふみ子文化財団特別賞受賞
- 日本映画批評家大賞ゴールデン・グローリー賞受賞。
- 日本映画ペンクラブ賞受賞。
[編集] 著書
- 活動弁士 世界を駆ける(東京新聞出版局)
[編集] 関連項目
- 山崎バニラ - 弟子の一人