混声合唱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
混声合唱(こんせいがっしょう)とは、男声合唱及び女声合唱の対語であり、一般的には男性と女性による合唱を指す。 男声、女声はそれぞれ、胸声由来の男性的な声、頭声由来の女性的な声を指す。これは声種的分類であるから、歌っているのが男性か女性かはあまり問題ではない。したがって児童合唱など声種(音色)がひとつの場合は、混声とはみなさないのが普通。 女性メンバーのいる男声合唱団、男性を含む女声合唱、男性のみ、女性のみの混声合唱なども存在し得る。実際には楽曲の製作者の意向にしたがって呼ぶのが殆どである。
[編集] 構成
混声合唱は通常、ソプラノ、アルト、テノール(英語では「テナー」)、バス(英語では「ベース」)の4つのパート(女声2部、男声2部)で構成されている。女声を3つのパートに分ける場合、ソプラノとアルトの間にメゾソプラノが置かれ、4パートにする場合は、ソプラノ、アルトがそれぞれ2つに分かれる(第1ソプラノ、第2ソプラノ、第1アルト、第2アルト)。また、男声を3パートに分ける場合、テノールとバスの間にバリトンが置かれ、4パートにする場合はテノールが2つに分かれる(第1テノール、第2テノール、バリトン、バス)。それ以上に分かれる曲(12声、16声など)も少なくない。
作曲家によってはアルトを廃し、代わりにソプラノを2つに分けている。これは音楽的な要求からというよりも、現実的な問題によるものである。ベルリオーズは『現代楽器法および管弦楽法大概論』の中で、フランスにアルトが少ないことを指摘した上で、合唱を6つの声域(第1ソプラノ、第2ソプラノ、第1テノール、第2テノール、バリトン、バス)に分けることを推奨し、自らも「レクイエム」や「ファウストの劫罰」、「葬送と勝利の大交響曲」などにおいて実行した。アルトを欠く混声合唱はイタリアやフランスのオペラに多く見られる。
通常の4声よりもさらに声部数が少なく、特に日本で多く見られるものとして混声3部合唱曲がある。日本においては主として、男子が変声期にあたる中学生が歌うことを目的に作曲されており、ソプラノ、アルト、男声に分かれる。
カテゴリ: クラシック音楽関連のスタブ | 声楽 | 合唱