油坂峠
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油坂峠(あぶらさかとうげ)は、福井県大野市と岐阜県郡上市を結ぶ峠。最高地点の標高は780m。
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[編集] 名前の由来
- 1575年(天正3年)の織田信長による越前一向一揆討伐で郡上遠藤氏がこの峠を守備した一揆軍を討った際、流れた血が油のようにぬるぬるして道が滑って歩けなかったことから「油坂」と名づけられた説。
- 岐阜県側から峠までの標高差が約420mと険しく、峠を上る道で旅人がだらだらと油汗をかいたことから「油坂」と名づけられた説。
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- 岐阜県側の標高差は油坂峠道路の構造(ループ状の高架橋とトンネルを組み合わせることで勾配を出来るだけ緩和している)を見ても実感できる。
[編集] 現況
現在は1986年11月18日に供用を開始した国道158号越美トンネル(越美通洞)によって通年往来が可能である。同トンネルは、1999年4月26日に中部縦貫自動車道の一部である油坂峠道路に編入され、現在では東海北陸自動車道と連絡している。
なお、1889年(明治22年)に旧道の油坂隧道が開通している。大野市の旧油坂峠料金所の手前にある分岐の細い道を分け入ると到達する。
更に、油坂隧道の脇にある山道を行くと油坂峠に行くことが可能である。
[編集] 関連項目
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