水内ダム
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水内ダム(みのちダム)は長野県長野市と上水内郡信州新町にまたがる、信濃川水系犀川に建設された発電専用ダムである。
型式は重力式コンクリートダムで高さは25.3m。 1939年(昭和14年)に着手され戦争が激化しつつあった1943年(昭和18年)に完成した。
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[編集] 琅鶴湖
琅鶴湖(ろうかくこ)は、水内ダムによって形成される人造湖。
長野県に疎開し、水内ダムを訪れた洋画家・有島生馬(小説家・有島武郎の実弟)は、湖水がヒスイの一種、琅玕(ろうかん)に似た青碧色をしており、加えて湖の形が鶴の羽を広げた形をしていたことにちなみ、水内ダム湖を琅鶴湖(ろうかくこ)と命名した。 これが縁で琅鶴湖畔には有島生馬記念館が建てられており、このほか佐藤春夫の詩『琅鶴湖にて』の歌碑も建立されている。 また、長野県犀峡高等学校では学校祭の名称を付近の琅鶴湖にちなみ、琅鶴祭(ろうかくさい)と名付けた。
[編集] 交通アクセス
- 川中島バス新町大原橋線 バス停「追分入口」下車