栄和
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栄和(ロンホウ)とは、麻雀において、他家の捨てた牌で和了する(あがる)こと。普通は栄(ロン)と略される。「ロン」と発声し、あがりを発表する。ロンに対して、自摸(つも)して和了することは自摸和(つもほう)と言い、「ツモ」と発声しあがりを発表する。
門前でロンすると門前清栄和加符10符が得られるが、これ自体は一飜縛りを満たす役ではないため、役が無い時にロンを宣告すると誤ロンとしてチョンボ扱いになる。
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[編集] 放銃
「AがBからロンする」という表現は、「BがAにロンされる」と言い換えることが可能である。この、「ロンされる」ことを放銃(ホーチャン、ほうじゅう)、または振込みといい、その者のことを放銃者という。
なお、点数の高い手の上がりを阻止するために、意図的に他家へ放銃することは、特に差し込みともいう。
[編集] ロンの種類
二人が同時にロンをすることを両家和(リャンチャホー)、三人が同時にロンをすることを三家和(サンチャホー)という。両家和、および三家和の扱いは、頭跳ねを採用するかどうかによって異なる。以下、これらについて詳述。
[編集] 頭跳ね
同じ局で複数の者が同じ他家の捨て牌で和了したとき、上家の和了だけを有効とするルールのこと。
[編集] 両家和
同じ局で2人が同時に他家の捨て牌で和了すること。ダブロンともいう。 頭跳ねのルールを採用している場合、上家しか和了が認められない。頭跳ねのルールを採用していない(ダブロンありという)場合、両者とも和了が認められる。その場合、立直棒や積み棒は上家取りになる。
[編集] 三家和
同じ局で3人が同時に他家の捨て牌で和了すること。トリプルロン、または、三家和と呼ばれる。頭跳ねのルールを採用している場合、上家しか和了が認められない。また、三家和を流局扱いとするルール(三家和流れ)を採用している場合には流局となる。