東日本旅客鉄道千葉支社
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東日本旅客鉄道千葉支社(ひがしにほんりょかくてつどうちばししゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の支社の一つ。日本国有鉄道(国鉄)千葉鉄道管理局が前身。現在も当時の建物を使っている。また113系など国鉄時代の車輌が多く在籍している支社でもある。
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[編集] 支社所在地
[編集] 管轄路線
- 総武本線(浅草橋駅~銚子駅)
- 京葉線(潮見駅~蘇我駅・市川塩浜駅~西船橋駅~南船橋駅)
- 武蔵野線(新八柱駅~西船橋駅)
- 成田線(東我孫子駅~成田駅)
- 鹿島線(全線)
- 外房線(全線)
- 東金線(全線)
- 内房線(全線)
- 久留里線(全線)
[編集] 車両基地
- 幕張車両センター(千マリ)
- 千葉運転区木更津支区(千キサ)
- 京葉車両センター(千ケヨ)
[編集] 乗務員区所(運転士)
[編集] 乗務員区所(車掌)
[編集] 列車
JR東日本千葉支社の列車の特徴として、特急はかつての急行のダイヤを受け継いだために停車駅が多い。しかも最近の高速バスの攻勢による利用客の減少からか、通勤通学需要を当て込み、東京通勤圏において停車駅が増える傾向にある。
一方、快速はかつては退避可能な駅や乗り換え駅、市や町の中心駅などの主要駅にしか停まらなかったが、最近は千葉以遠の房総各線や京葉線でダイヤ改正の度に快速停車駅が増え、内房線快速や快速エアポート成田の千葉から先で通過する駅はごくわずかである。これは、かつての快速通過駅において、乗車人員が駅周辺の開発のために増えてきたことなどが理由である。
その一方で、東京方面へ直結する路線(総武快速線・京葉線)と県内ローカル路線とは原則として運用が分断されており、相互間の直通本数は少ない。そのため蘇我駅や千葉駅などで乗換えを強いられるが、その接続の悪さを指摘する声もある。ドアが開いた瞬間に、乗り換え先の列車のドアが閉まってしまうこともあり、乗換え利用客に対する配慮も求められている。
また、列車の増発や車両の増結を求める意見や、海沿いなどを走ることによる老朽化した車両なども問題となっている。2006年10月21日より、211系が高崎車両センターから転用され営業を開始している。なお、転入車はすべてロングシート車となっている。
[編集] その他
JR東日本千葉支社内では、毎年3月中旬に国鉄千葉動力車労働組合により行われるストライキが風物詩となっている。このストライキにより、総武本線(千葉以東)などを始めとする千葉支社内の路線(総武本線(千葉以西の快速・各停)・京葉線等は除く)で、一部運休・もしくは終日全面運休になる。