木曜の怪談
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『木曜の怪談』(もくようのかいだん)は、1995年-1997年に放送されたフジテレビの番組。毎週木曜日の午後8時(午後7時54分や午後7時30分の時期もあった)から1時間の放送であった。1時間の中で3つ程度(後の2つ程度)のテレビドラマを放送するオムニバス形式をとった。
目次 |
[編集] 概要
製作された背景としては、当時東宝が映画『学校の怪談』シリーズを製作、大ヒットをさせた時期であり、子供向けの実写映像のホラーがちょっとした流行であったことなどがあげられる。
若手俳優、特にアイドル的人気をもつ俳優の起用が特徴であった。
また、『木曜の怪談』は滝沢秀明にとってのデビュー作でもある。『怪奇倶楽部』(小学生編-中学生編)では初めての演技で主演を務め、その後『タイムキーパーズ』でも主演している。この番組によって演技力と人気を急激に上昇させ、後のテレビドラマでの活躍につながった。また、『怪奇倶楽部』では滝沢秀明と今井翼は共演していた。後に「タッキー&翼」として歌手デビューする2人は、それまでは黒岩武役の川野直輝の3人で「怪談トリオ」と呼ばれていた。
なお、『怪奇倶楽部シリーズ』『MMRシリーズ』『タイムキーパーズ』のみビデオ化されている。(他はビデオ化、DVD化といったソフト化自体がされていない)
[編集] 歴史
1995年10月19日、『木曜の怪談』は19:30~20:54の1時間半の枠で放送開始した。1996年4月からは20時台の1時間番組に縮小し、1996年9月12日、いったん放送を終了する。
約1ヵ月後の1996年10月17日、『新 木曜の怪談』と番組名を変えて再スタートした。1996年12月12日、『新 木曜の怪談』も終了。
その約1ヵ月後の1997年1月9日、『木曜の怪談 ファイナル』と番組名をまた変えてスタート。1997年4月2日、放送を終了した。
「ファイナル」で終わるのかと思いきや、1ヶ月の休止の後、1997年5月1日『木曜の怪談'97』がスタート。1997年9月25日の放送終了をもって、『木曜の怪談』シリーズは放送を終了した。
新~の頃から野球中継が重なることが増え、徐々にドラマそのものの製作本数も減少、ファイナルや'97に至っては木曜日のゴールデン枠が殆ど野球中継や報道特番に阻まれ、放送予定であった殆どの話をマトモに放送する事すらできずに伏線の回収が中途な形で終了したドラマや後にスペシャル番組として完結篇を放送するものが多かった。
[編集] 木曜の怪談
[編集] オープニング
- 出演:カミングセンチュリー(森田剛、三宅健、岡田准一)
[編集] 単発ドラマ
※実際にこの名前で呼ばれることはなかったが便宜上こう表記する。 「午前0時の血」「マリオ」「シンデレラの靴」「秘密の仲間」の4作品が存在する。いずれもジャニーズタレントが主演を努めており、主人公を待ち受けるのはダークな展開と結末であった。
[編集] 午前0時の血
[編集] マリオ
[編集] シンデレラの靴
[編集] 秘密の仲間
[編集] 怪奇倶楽部(小学生編、中学生編)
[編集] 七瀬ふたたび
[編集] ゴーストハンター早紀
[編集] 魔法のキモチ
[編集] MMR未確認飛行物体
[編集] 新 木曜の怪談
[編集] 怪奇倶楽部(学校の七不思議編)
- 放映期間:1996年10月17日-1996年11月28日(全7回)
- 脚本:高山直也、尾崎将也
- 演出:木下高男、土方政人、平野眞、村上正典
- 出演:滝沢秀明、野村佑香、川野直輝、今井翼、前田愛、森廉、奥山佳恵
[編集] サイボーグ
[編集] MMRスペシャル ノストラダムスの大予言 地球最後の日
[編集] 木曜の怪談 ファイナル
[編集] タイムキーパーズ
- 放映期間:1997年1月9日-1997年4月2日(全8回)
- 脚本:深沢正樹、武上純希、高山直也
- 演出:佐藤祐市、梅沢利之、村上正典、西谷弘
- 出演:滝沢秀明、東幹久、中山エミリ、大仁田厚、高田万由子、森公美子、山崎一、高杉亘
[編集] 木曜の怪談'97
[編集] 悪霊学園
- 放映期間:1997年5月1日-1997年5月22日(全4回)
- 脚本:深沢正樹、金子ありさ
- 演出:土方政人、舞原賢三
- 出演:広末涼子、中村玉緒、鳥羽潤、金澤あかね、星野真里、仲間由紀恵、逆瀬川了、金田明夫
[編集] 妖怪新聞
[編集] 魔法じかけのフウ
[編集] 爆裂!分身娘
[編集] 備考
- 中村玉緒は、「木曜の怪談'97」にて案内役をしており、そのうちの最初の作品の「悪霊学園」ではレギュラー出演もしている。また、事実上のシリーズ最終作となった「妖怪新聞」の完結篇にも出演している。
- 「爆裂分身娘」は当初全4話と公表されており、実際1話は冒頭に「本当の1話目」と思われる部分がダイジェストの様に挿入されてから本編が始まるという構成であった。その件について公式な見解は出ていない(野球で潰れた「妖怪新聞」の未放映分の放送の要望に応えて、しわ寄せが来たとも考えられる)。また初期段階では爆裂ではなく、「ルーズソックス刑事」という全く別の内容と思われる(主演、ともさかりえは変わらず)タイトルが発表されていた。
[編集] 関連項目
[編集] 前後番組の変遷
フジテレビ系 木曜19時台後半(1995年10月 - 1996年3月) | ||
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前番組 | 木曜の怪談 | 次番組 |
木曜ファミリーランド ※19:30~20:54 |
天才!ヒポカンパス ※19:00からの1時間番組 |
フジテレビ系 木曜20時台(1995年10月 - 1997年9月) | ||
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前番組 | 木曜の怪談 新 木曜の怪談 木曜の怪談 ファイナル 木曜の怪談'97 |
次番組 |
木曜ファミリーランド ※19:30~20:54 |
強力!木スペ120分 ※19:00~20:54 |