渡辺勝也
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
渡辺 勝也(わたなべ かつや、1965年-)は、主に特撮テレビドラマ作品の監督・演出家。
目次 |
[編集] 来歴・人物
専門学校を卒業後、1986年、『超新星フラッシュマン』の10話(東條昭平組)から助監督として関わり、 キャリアをスタート。『光戦隊マスクマン』より諸田敏の下でセカンド助監督、『地球戦隊ファイブマン』 で諸田とともにチーフ助監督、鳥人戦隊ジェットマンよりチーフ助監督と順調にキャリアを重ね、 1992年、弱冠26歳の若さで『恐竜戦隊ジュウレンジャー』で監督デビューを果たす。 (尚、非公式デビューは『鳥人戦隊ジェットマン』の第49話の後半部、蓑輪雅夫監督の 怪我で撮りきれなかったカットのシーンの代行演出とのこと)
1998年の『テツワン探偵ロボタック』が初パイロット(余談だが、この1998年は戦隊は田崎竜太がパイロットを担当、前年の坂本太郎、長石多可男のパイロットコンビに比べても随分若く、東映特撮演出陣の世代交代を強く印象付ける人事と言えなくもない)。
2006年現在のスーパー戦隊演出本数は、東條昭平、長石多可男、山田稔についで歴代4位。2006年度はオリジナル特撮時代劇ビデオ『超忍者隊イナズマ!』、『轟轟戦隊ボウケンジャー』の演出を担当している。
派手な演出が特徴で、特に「忍者もの」や「ヒロインもの」を得意とする。前者に関しては、『忍者戦隊カクレンジャー』で最多演出、『忍風戦隊ハリケンジャー』でメインパイロット&最多演出を担当し、さらに『超忍者隊イナズマ!』も担当している。また、人物の目元のアップをよく用いる。
[編集] 主な作品
[編集] テレビ
- 恐竜戦隊ジュウレンジャー(1992-1993年、東映・テレビ朝日)※監督公式デビュー作品 6本担当
- 五星戦隊ダイレンジャー(1993-1994年、東映・テレビ朝日)10本担当
- 忍者戦隊カクレンジャー(1994-1995年、東映・テレビ朝日)※最多演出 14本担当
- 重甲ビーファイター(1995-1996年、東映・テレビ朝日)6本担当※助監督は石田秀範と兼任。
- ゴーストハンター早紀(1996年、セントラルアーツ・フジテレビ)※2005年現在、唯一の渡辺のテレビ朝日以外、そしてゴールデンタイムでの仕事。1本担当
- 激走戦隊カーレンジャー(1996-1997年、東映・テレビ朝日)※最多演出 17本担当
- ビーロボカブタック(1997-1998年、東映・テレビ朝日)10本担当
- テツワン探偵ロボタック(1998-1999年、東映・テレビ朝日)※パイロット 12本担当
- 救急戦隊ゴーゴーファイブ(1999-2000年、東映・テレビ朝日)12本担当
- 仮面ライダークウガ(2000-2001年、東映・テレビ朝日)15本担当
- 百獣戦隊ガオレンジャー(2001-2002年、東映・テレビ朝日)10本担当
- 仮面ライダーアギト(2001-2002年、東映・テレビ朝日)2本担当
- 忍風戦隊ハリケンジャー(2002-2003年、東映・テレビ朝日)※初の戦隊パイロット&最多演出 15本担当
- 爆竜戦隊アバレンジャー(2003-2004年、東映・テレビ朝日)10本担当
- 特捜戦隊デカレンジャー(2004-2005年、東映・テレビ朝日)※パイロット 9本担当
- 魔法戦隊マジレンジャー(2005-2006年、東映・テレビ朝日)※パイロット&最多演出 15本担当
- 轟轟戦隊ボウケンジャー(2006年-、東映・テレビ朝日)6本担当 ※2006年10月現在
[編集] 映画
- スーパー戦隊ワールド(1994年)
- 忍風戦隊ハリケンジャー(2002年)
- 特捜戦隊デカレンジャー(2004年)
[編集] オリジナルビデオ
- ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!(1996年)
- 救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突! 新たなる超戦士(1999年)
- 爆竜戦隊アバレンジャー VS ハリケンジャー(2004年)
- 魔法戦隊マジレンジャー VS デカレンジャー(2006年)
- 超忍者隊イナズマ!(2006年6月リリース・脚本荒川稔久、撮影松村文雄、塚田英明プロデュースといった東映戦隊シリーズ制作陣がスタッフ)
- 轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊(2007年3月リリース予定)