早川 (神奈川県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
早川 | |
---|---|
延長 | 20.65 km |
水源の標高 | - m |
平均流量 | - m³/s |
流域面積 | 107.36 km² |
水源 | 箱根外輪山・芦ノ湖 (神奈川県足柄下郡箱根町) |
河口 | 相模湾 (神奈川県小田原市) |
流域 | 神奈川県足柄下郡箱根町 - 小田原市 |
早川(はやかわ)は、神奈川県箱根町の芦ノ湖を源流とし、同町および小田原市を流れて相模湾に注ぐ、早川水系の二級河川である。
なお、右表の流域面積には、芦ノ湖およびその上流にある早川水系の支流を含む。
目次 |
[編集] 地理
[編集] 早川水系
早川、および支流の須雲川と、芦ノ湖およびそこに注ぐ大涌谷ほか多くの沢から成る。箱根外輪山からの水が芦ノ湖に集まり、芦ノ湖北端の湖尻より流下する川が本流の早川と呼ばれ、現在は河川法による二級河川として管理されている。
各支流は河床勾配が大変急で、概ね 1/15〜1/150 となっているが、芦ノ湖が自然の調整池の役割を果たしている。
[編集] 芦ノ湖
早川の水源となる湖であり、神奈川県南西部の静岡県境付近にある。現在は観光産業が盛んな箱根町の観光地のひとつになっている。詳しくは芦ノ湖を参照。
[編集] 早川
早川水系の中では比較的河床勾配が緩く、概ね 1/30〜1/100 程度であるが、支流・須雲川と合流する箱根湯本付近の峡谷がもっとも急峻になっている。芦ノ湖より下流でも幾つもの沢を集め、箱根湯本付近で須雲川と合流した後は、小田原市内の谷底平野を比較的緩い勾配で流下して相模湾に注ぐ。
[編集] 須雲川
須雲川(すくもがわ)は、大観山(だいかんやま、標高 1015.2m、かつての箱根外輪山のひとつ)を水源とし、箱根湯本で早川に合流する本流と、二子山を源流とする支流などからなる、早川水系の二級河川であり、現在はほぼその流路に沿って箱根新道が通っている。また旧東海道(神奈川県道732号)も畑宿付近までは須雲川に沿って造られており、須雲川が流れる谷は箱根越えの要衝となっている。飛龍ノ滝(神奈川県最大級の滝)もこの水系に属する。