日本漢字能力検定
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日本漢字能力検定(にほんかんじのうりょくけんてい)は、財団法人日本漢字能力検定協会が実施する漢字の技能検定。一般に、漢字検定または漢検と呼ばれる。1975年(昭和50年)開始。1992年(平成4年)から文部省(現・文部科学省)の認定の資格となったこと、漢字検定を単位認定や入学優遇に使用する高校・短大・大学が増えてきたことにより、最近では広く知られるようになってきた。また、漢字検定を重要視している企業もある。最近は日本に渡ってきた外国人が、日本語や漢字を学ぶために児童漢検から受けるケースも増えている。2003年(平成15年)度には、約220万人が受験した。
級が上がるほど使用頻度の少ない漢字が出題されるため、準1級や1級のレベルでは、漢字検定(及び雑学)以外での使用例が非常に少ない漢字も出題される。
平成18年度第2回(平成18年10月29日実施)の2級の四字熟語の一部の問題が検定日前の28日(土)に「2ちゃんねる」に掲載されていた(2ちゃんねるの歴史 (2006-)を参照)。
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[編集] 試験の概要
以下は2006年現在のもの
[編集] 受検級
以下のレベル・括弧内の字数は、日本漢字能力検定協会が公表している各級の目安である。
- 1級 - 大学生・社会人レベル(JIS第1・第2水準を目安とする約6000字)
- 準1級 - 大学生・社会人レベル(JIS第1水準を目安とする約3000字)
- 2級 - 高校3年生レベル(常用漢字、人名用漢字2229字)
- 準2級 - 高校1・2年生レベル(常用漢字1945字)
- 3級 - 中学3年生レベル(常用漢字1608字)
- 4級 - 中学2年生レベル(常用漢字1322字)
- 5級 - 中学1年生レベル(常用漢字1006字)
- 6級 - 小学4~6年生レベル(学習漢字825字)
- 7級 - 小学4~6年生レベル(学習漢字640字)
- 8級 - 小学4~6年生レベル(学習漢字440字)
- 9級 - 小学2年生レベル(学習漢字240字)
- 10級 - 小学1年生レベル(学習漢字80字、ひらがな・カタカナを含む)
なお、以前の児童漢検(初9級・初10級)相当分が現在は、漢字検定9級・10級に編入されている。実際は1級の場合、少しながらもJIS第3・第4水準も含んでおり、第2水準の一部は含んでいない。2級の出題範囲の人名用漢字については、2004年(平成16年)9月27日より693字増えたが、それ以前からの人名用漢字。1級準1級に合格すると、「日本語教育研究所」から「客員研究員」の応募用紙が認定状と一緒に送られてくる。これに応募するには、好きな常用漢字を一字選び理由などを400字詰め原稿用紙6枚以内にまとめ、日本語教育研究所に送る。このとき、新しくもらった認定状に加え、過去3回分の認定状に書かれている認定番号(左端の番号)を記入する必要がある。
[編集] 実施の概要
- 個人受検の場合、年3回(6月、10月、1月、いずれも日曜日)ある、公開会場受検を利用すると良い。公開会場(準公開会場を含む)は、日本全国の主要都市・約124ヶ所と海外約13ヶ所に設置される。
- 漢検CBTというコンピューターテストがあり、これは毎日受験できるが、受験会場が限られる。選択問題はマウス、筆記問題はキーボード(読み)とペンタブレット(書き)を用いる。
- 団体受検の場合、準会場や団体公開会場を利用する。
- 団体受験の際、受験者数が100人以上になると成績優秀者に団体内賞が授与される。
詳しくは財団法人日本漢字能力検定協会のホームページなどを参照されたい
[編集] 合格基準
- 1級、準1級 - 200点満点・80%以上の正解
- 2級 - 200点満点・80%程度の正解
- 準2級、3級、4級、5級、6級、7級 - 200点満点・70%程度の正解
- 8級 - 150点満点・80%程度の正解
- 9級、10級 - 150点満点・80%程度の正解
(2級の場合、160点に達しなくても合格することもある。準1級以上の場合は160点以上で合格)
[編集] 関連項目
- 日本語文章能力検定
- 硬筆書写技能検定
- 毛筆書写検定
- 日本語教育能力検定
- 日本語能力検定
- 今年の漢字
- 日本漢字能力検定協会準一級指定漢字一覧
- 日本漢字能力検定協会一級指定漢字一覧
- 財団法人日本漢字能力検定協会公認 漢検DS