新日本製鐵名古屋製鐵所
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新日本製鐵名古屋製鐵所(しんにっぽんせいてつなごやせいてつじょ)は愛知県東海市東海町にある、新日本製鐵の製鉄所である。正式名称は新日本製鐵株式會社名古屋製鐵所(「社」は常用漢字体ではなく康煕字典体)。
なお、「鐵」の字が「鉄」であっても意味は通じる。最寄り駅も新日鉄前駅である。
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[編集] 概要
- 敷地面積 623万m²(約189万坪)。(東京ドーム130個分)
- 従業員数 約2600人
- 年間粗鋼生産量は約600万トン(国内第7位)
君津製鐵所、大分製鐵所に並ぶ新日鉄の主力製鐵所である。中部地方唯一の銑鋼一貫製鉄所であり、トヨタ自動車など工業の街・中部を支えている。
事実、2003年9月3日の爆発事故の時に、一時的に生産量が衰えた際に自動車メーカーや機械類を製造する工場は生産ラインの一時停止や関西等からの緊急的な鉄鋼調達に負われた。
所在地は東海市だが、市名称は合併・発足時の公募によるもので、旧東海製鉄(現名古屋製鐵所)にちなむ。
[編集] 生産品
[編集] 沿革
- 1950年4月1日 過度経済力集中排除法により日本製鐵株式會社が八幡製鐵株式會社、富士製鐵株式會社など4社に分割される。
- 1958年 富士製鐵とトヨタ自動車を中心とする中部地方の財界が共同出資で東海製鐵株式會社を創立。
- 1967年 富士製鐵が東海製鐵を吸収合併。名古屋製鐵所と改称する。
- 1970年3月31日 新日本製鐵株式會社発足。
- 2003年9月3日 ガスホルダー爆発炎上事故が発生。