抗ウイルス薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
抗ウイルス薬(Antiviral drug)は、ウイルス感染症の治療薬。
医療情報に関する注意:ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。 |
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 種類
[編集] 代表的な薬剤
[編集] 一般ヘルペスウイルス治療薬
一般ヘルペスウイルスに対する治療薬は以下が存在する。
[編集] サイトメガロウイルス治療薬
一般サイトメガロウイルスに対する治療薬は以下が存在する。
- ガンシクロビル
- バルガンシクロビル塩酸塩(バリキサ錠®):ガンシクロビルのL-バリンエステルのプロドラッグ
- ホスカルネットナトリウム水和物(ホスカビル注®):サイトメガロウイルスのDNAポリメラーゼのピロリン酸結合部位に直接作用
[編集] インフルエンザウイルス治療薬
インフルエンザウイルスに対する治療薬は以下が存在する。
- NA(ノイラミターゼ)阻害剤:A型、B型双方に効果
- アマンタジン(シンメトレル®):A型のみに効果、パーキンソン病の治療薬としても有効。
- リマンタジン:A型のみに効果、日本では認可・発売されていない。
[編集] HIV-1治療薬
日本国内で認可されている抗HIV治療薬は以下が存在する。
- 核酸系逆転写酵素阻害剤(Nucleoside analogue RT Inhibitor:NRTI)
- アジドチミジン、ジドブジン(AZT) 商品名(認可年):レトロビル(1987)
- ジダノシン(ddI) 商品名(認可年):ヴァイデックス(1992)
- ジダノシン(ddI-EC) 商品名(認可年):ヴァイデックスEC(2001)
- ザルシタビン(ddC) 商品名(認可年):ハイビット(1996)
- サニルブジン(d4T) 商品名(認可年):ゼリット(1997)
- ラミブジン(3TC) 商品名(認可年):エピビル(1997)
- ジドブジン/ラミブジン(AZT/3TC) 商品名(認可年):コンビビル(1999)
- アバカビル(ABC) 商品名(認可年):ザイアジェン(1999)
- テノホビル(TDF) 商品名(認可年):ビリアード(2004)
- エムトリシタビン(FTC) 商品名(認可年):エムトリバ(2005)
- アバカビル/ラミブジン(ABC/3TC) 商品名(認可年):エプジコム(2005)
- テノホビル/エムトリシタビン(TDF/FTC) 商品名(認可年):ツルバダ(2005)
- 非核酸系逆転写酵素阻害剤(Non-Nucleoside RT Inhibitor:NNRTI)
- ネビラピン(NVP) 商品名(認可年):ビュラーミン(1998)
- エファビレンツ(EFV) 商品名(認可年):ストックリン(1999)
- デラベルジン(DLV) 商品名(認可年):レスクリプター(2000)
- プロテアーゼ阻害剤(Protease Inhibitor:PI)
- インディナビル(IDV) 商品名(認可年):クリキシバン(1997)
- サキナビル(SQV) 商品名(認可年):インビラーゼ(1997)
- サキナビル(SQV-SGC) 商品名(認可年):フォートベイス(2000)
- リトナビル(RTV) 商品名(認可年):ノービアソフトカプセル(1999)、ノービアリキッド(1998)
- ネルフィナビル(NFV) 商品名(認可年):ビラセプト(1998)
- アンプレナビル(APV) 商品名(認可年):プローゼ(1999)
- ロピナビル/リトナビル(LPV/RTV) 商品名(認可年):カレトラソフトカプセル(2000)、カレトラリキッド(2000)
- アタザナビル(ATV) 商品名(認可年):レイアタッツ(2003)
- ホスアンプレナビル (FPV) 商品名(認可年):レクシヴァ(2005)
[編集] HBVウイルス治療薬
日本国内で認可されているB型慢性肝炎における抗ウイルス薬は以下が存在する。
- 核酸系逆転写酵素阻害剤(Nucleoside analogue RT Inhibitor:NRTI)
- ラミブジン(3TC) 商品名(認可年):ゼフィックス(2000)
- アデフォビル 商品名(認可年):ヘプセラ(2004)
- エンテカビル 商品名(認可年):バラクルード(2006)
[編集] 関連
カテゴリ: 薬学関連のスタブ項目 | 医学関連のスタブ項目 | 抗ウイルス薬