幹部候補生学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
幕僚機関 |
---|
陸上幕僚監部 |
主要部隊 |
北部方面隊 |
東北方面隊 |
東部方面隊 |
中部方面隊 |
西部方面隊 |
師団等一覧 |
連隊等一覧 |
主要機関 |
陸自幹部学校 |
陸自幹候学校 |
陸自研究本部 |
陸自補給統制本部 |
その他 |
陸自の駐屯地一覧 |
陸自の装備品一覧 |
幹部候補生学校(かんぶこうほせいがっこう、Officer Candidate School)は自衛隊の幹部自衛官を養成する組織であり、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊それぞれに設置されている。
目次 |
[編集] 陸上自衛隊幹部候補生学校
福岡県久留米市の前川原駐屯地内にある。同駐屯地は久留米第一陸軍予備士官学校の跡地である。
[編集] 概要
陸上自衛隊幹部を養成するための教育機関であり、初級幹部としての職務を遂行するに必要な知識及び技能を修得させるための教育訓練を行う。入校生は主に、防衛大学校卒者、一般大学卒者、部隊内部からの昇進者から構成され、入校と同時に陸曹長に任ぜられる。一般大卒者は約1年間、防衛大学校卒者は6ヶ月(加えて部隊研修6ヶ月)間教育を受ける。教育内容は、一般教養・防衛学・戦史・語学・体育・武器訓練など多岐にわたる。卒業後は三等陸尉(大学院卒者は二等陸尉)に任ぜられ、各部隊に配属される。
[編集] 沿革
- 1951(昭和26)年 神奈川県久里浜の総隊学校で幹部候補生教育開始
- 1952(昭和27)年 現在地(福岡県久留米市)の普通科学校に幹部候補生教育を移管
- 1953(昭和28)年 幹部候補生教育を行う機関としての幹部候補生学校設置
[編集] 学校長
代数 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|---|
初代 | 平井 | 1954.8.20 - 1959.3.16 | |||
第2代 | 菅谷義夫 | 1959.3.17 - 1960.7.31 | 陸士43期・陸大52期 | 防大幹事 | |
第3代 | 梅沢 | 1960.8.1 - 1961.8 | |||
第4代 | 1961.8 - | ||||
第8代 | 大槻 | ||||
第9代 | |||||
第10代 | 高田 | - 1972.3.15 | |||
第11代 | 大元 | 1972.3.16 - 1974.7 | 退職 | ||
第12代 | 1974.7 - 1976.7 | ||||
第13代 | 武岡淳彦 | 1976.7 - 1978.7 | 陸士55期 | 退職 | |
第14代 | 横山登 | 1978.7 - 1980.3 | 陸士 | ||
第15代 | 中村 | 1980.3 - 1981.7 | |||
第16代 | 亀井 | 1981.7 - 1982.6.30 | |||
第17代 | 南 | 1982.7.1 - 1985.3 | |||
第18代 | 1985.3 - | ||||
第19代 | - 1987.7 | ||||
第20代 | 東 | 1987.7 - 1989.7 | |||
第21代 | 澤田 | 1989.7 - 1991.3.15 | |||
第22代 | 木家勝 | 1991.3.16 - | 第1空挺団長 | ||
第23代 | |||||
第24代 | 松園忠臣 | ||||
第25代 | 福田忠典 | - 1998.6.30 | 防大11期 | 陸上幕僚監部監察官 | 第1師団長 |
第26代 | 竹田治朗 | 1998.7.1 - 2001.3 | 防大13期 | 第11師団副師団長 | 研究本部長 |
第27代 | 青木勉 | 2001.3 - 2002.3.21 | 防大14期 | 第1師団長 | |
第28代 | 直海康寛 | 2003.3.27 - 2004.3.28 | 防大16期 | 第1空挺団長 | 第11師団長 |
第29代 | 渡邊隆 | 2004.3.29 - 2006.8.3 | 防大21期 | 東部方面総監部幕僚副長 | 陸上幕僚監部教育訓練部長 |
第30代 | 柴田幹雄 | 2006.8.4 - | 防大19期 | 中央業務支援隊長 |
[編集] 海上自衛隊幹部候補生学校
広島県江田島市にあり、同じ敷地(江田島基地)内にある海上自衛隊第一術科学校とともに海軍兵学校の主要施設を継承使用している。
[編集] 概要
海上自衛隊幹部を養成するための教育機関であり、初級幹部としての職務を遂行するに必要な知識及び技能を修得させるための教育訓練を行う。約150名の一般幹部候補生(防衛大学校卒業者が半数と一般大学等卒業者が半数)、航空学生出身の飛行幹部候補生、海上自衛隊部内から選抜された一般幹部候補生(部内)、海曹長・准海尉で昇任試験に合格した幹部予定者、防衛医科大学校及び一般の医科歯科大学の卒業生からなる医科歯科幹部候補生等の教育を行っている。教育期間は、6週間から1年であり、卒業後、3等海尉(大学院卒及び医科歯科幹部候補生は2等海尉)に任官する。
海軍兵学校の生徒館を校舎の一部として使用している他、分隊対抗のカッター競技である「総短艇」の実施など海軍兵学校の伝統が継承されているといわれている。
また、一般幹部候補生課程は同期間の連携を重視する旧海軍の伝統に基づき、陸・空の幹部候補生学校と異なり、防衛大学校出身者と一般大学等出身者とを混合した教育を行っている。そのため、海上自衛隊だけが防衛大学校出身者にも1年間の教育期間を設けている。(陸自・空自では防衛大学校出身者と一般大学等出身者は厳格に区別され、防衛大学校出身者は6ヶ月間幹部候補生教育を行った後、部隊実習を6ヶ月間行い、その後幹部自衛官に任命される。)
[編集] 沿革
- 1953(昭和28)年 神奈川県横須賀市に警備隊術科学校設置、幹部候補生教育開始
- 1956(昭和31)年 現在地に移転
- 1957(昭和32)年 海上自衛隊術科学校から分離独立
[編集] 学校長
代数 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|---|
勝山拓 | - 1999.3.28 | 防大12期 | 練習艦隊司令官 | 海上幕僚監部装備部長 | |
尾崎通夫 | 1999.3.29 - 2001.1.10 | 防大13期 | 幹部学校副校長 | 大湊地方総監 | |
保井信治 | 2002 - 2004.8.29 | 防大16期 | 練習艦隊司令官 | 護衛艦隊司令官 | |
松岡貞義 | 2004.8.30 - 2006.3.26 | 防大18期 | 第31航空群司令 | 大湊地方総監 | |
柴田雅裕 | 2006.3.27 - | 名古屋工大 | 海上幕僚監部付 |
[編集] 航空自衛隊幹部候補生学校
[編集] 概要
奈良地方協力本部を除いては、奈良県にある唯一の自衛隊施設である。
[編集] 沿革
[編集] 学校長
代数 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|---|
桜井忠成 | 海兵67期 | 退職 | |||
鍛治茂 | 退職 | ||||
政狩圭亮 | 防大1期 | 退職 | |||
稲葉憲一 | 2001.6.29 - 2003.3.26 | 防大14期 | 航空幕僚監部監理部長 | 航空開発実験集団司令官 | |
山口金光 | 2003.3.27 - 2004.8.29 | 防大16期 | 第3術科学校長 | 補給本部副本部長 | |
浅野明照 | 2004.8.30 - 2005.7.28 | 防大15期 | 北部航空方面隊副司令官 | 退職 | |
秦啓次郎 | 2005.7.28 - 2006.8.3 | 防大21期 | 北部航空警戒管制団司令 | 第5術科学校長 | |
石渡幹生 | 2006.8.4 - | 防大17期 | 西部航空方面隊副司令官 |
[編集] その他
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
この「幹部候補生学校」は、軍事に関連した書きかけ項目です。この項目を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。(関連: ウィキポータル 軍事 - ウィキプロジェクト 軍事) |