宇野康秀
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宇野 康秀(うの やすひで、1963年8月12日 - )は、男性実業家。現在USEN(大証ヘラクレス上場。証券コード4842)代表取締役社長、大阪府出身。清風高等学校、明治学院大学法学部法学科卒業。ベストドレッサーに選ばれたこともある。
リクルートの内定は得たが、興味のあったリクルートコスモス(現 コスモスイニシア)(リクルートの子会社・不動産業)に再度入社試験を受け入社、その後1年で退社。もともと長く勤めるつもりは無く、起業することを前提に組織を勉強するためにという目的のため。
リクルート出身のメンバーらと独立し人材派遣業・インテリジェンスを設立。順調に会社規模を伸ばし、現在人材派遣業では有名になりつつある。またインテリジェンス出身の社長も多く、サイバーエージェント(東証マザーズ・4751)社長の藤田晋もインテリジェンスに1年ほど在籍していた。その縁で1998年3月よりCAの社外取締役を長く務めていたが、USENとCA間の取引の増大などを受け、2006年4月に退任した。
1998年7月に宇野の父親で、USEN創業者の宇野元忠(中国名:于元忠)が退任するのを受け、インテリジェンスの社長を辞めUSENの社長となる。なお宇野は現在もインテリジェンスの取締役会長である。長らく同社の筆頭株主であったが、インテリジェンスが2006年7月に学生援護会と合併することに伴って、宇野が保有するインテリジェンス株のほとんどをUSENに譲渡した。(異動年月日:7月27日)
2006年3月16日には個人でライブドアの発行済み株式12.75%(一株71円・総額95億円)をライブドアの第2位の株主であるフジテレビから譲り受け、ライブドアの筆頭株主で、宇野自身も親交のある堀江貴文に次ぐ株主となっている。また同年6月14日に開かれたライブドアの臨時株主総会で社外取締役に選任された。個人で株式を得たのは、ライブドアの株価低迷によるフジテレビからの損害賠償請求からのリスク回避のためといわれている。またこの株取得について堀江貴文が弁護士を通じ「良かった」とコメントを残している。
また、Gyao内において自身と他社の社長などとの対談を「Real Business」として放映している。過去には、村上世彰、藤田晋、三木谷浩史など。特別編では、田原総一朗や井上雄彦が出演した。