女子大生
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女子大生(じょしだいせい、英 woman college student)とは、大学に在学する女子の学生又は女子大学に在学する学生の事である。前者は女子大学生(じょしだいがくせい)ともいう。
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[編集] 概説
かつて、女性が大学などで高等教育を受ける事は、稀な事であった。日本で一般に女子大生が見受けられるようになったのは、1950年代頃からである。1960年(昭和35年)前後には、文学部などで男子学生よりも女子学生の比率が高くなり、「女子大生亡国論」がマスメディアをにぎわせるようになった。(「女子大生亡国論」は、『婦人公論』に掲載された、早稲田大学教授の暉峻康隆の「女子学生世にはばかる」、慶応義塾大学教授の池田彌三郎の「大学女禍論」が発端である。)1970年代までの日本では、大学を卒業しても就職する女性が少なく、教養を身に付ける事を目的に大学で学ぶ女性が多かった。
1980年代には、テレビ番組「オールナイトフジ」などで素人の(芸能人でない)女子大生がマスメディアでもてはやされ、女子大生ブームといわれた。一方では、性風俗業で働く女子大生も見られるようになっていった。
[編集] トレンド
[編集] ファッション
- 1980年代 バブル経済全盛期、女子大生向けのファッション雑誌が多く発行される。白ブラウスにカーディガン、ハイウエストのミニスカート又はパンツルック、前髪をニワトリの鶏冠のように立ち上がらせた、今の感覚ではナイトクラブのコンパニオンにしか見えないいでたちで渋谷などを練り歩いた。
[編集] テレビ番組
[編集] 話題になった女子大生(日本)
- 黒田チカ、牧田ラク、丹下ウメ(1913年に東北帝国大学に入学した日本初の女子大生で、当時世間の注目を集めた。黒田は東京女子高等師範学校化学科、牧田は同校数学科、丹下は日本女子大学校(当時は専門学校令に基づく専門学校だった)化学科の出身。)
- 樺美智子(東京大学文学部在学、学生運動〔1960年(昭和35年)の安保闘争〕)
- 高野悦子(立命館大学文学部、「二十歳の原点」)
- 綿矢りさ(早稲田大学教育学部、小説家)
[編集] 在学中にデビューした女性芸能人(日本)
[編集] 大学に入学した女性芸能人(日本)
- ともさかりえ(帝京大学文学部国際文化学科中途退学、女性俳優)
- 三倉茉奈・佳奈(関西学院大学社会学部、女性俳優)
- 倉木麻衣(立命館大学産業社会学部卒業、歌手)
- 前田亜季(法政大学国際文化学部国際文化学科、女性俳優)
- 前田愛(青山学院大学国際政治経済学部卒業、女性俳優)
- 吉永小百合(早稲田大学第二文学部卒業、女性俳優)
- 宮崎美子 (熊本大学法文学部卒業、女優、当初はモデルとしてデビュー)
- 小倉優子(法政大学文学部心理学科、グラビアアイドル)
- 小川範子(早稲田大学社会科学部卒業、女性俳優)
- 山口紗弥加(帝京大学文学部国際文化学科中途退学、女性俳優)
- 広末涼子(早稲田大学教育学部国文学科中途退学、芸能人)
- 竹下景子(東京女子大学文理学部社会学科卒業、女性俳優)
- 萩尾みどり(千葉大学理学部中途退学、女性俳優)
- 野村佑香(成城大学文芸学部卒業、女性俳優)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ミスキャンブログ (GiRLSGATE)
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