奈良府民
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奈良府民(ならふみん)とは、スラングで以下のような奈良県民や奈良市民を指す。
主に、奈良県北部の奈良盆地に集中している。ただし定義は曖昧で、使用する人により含まれる範囲は上記のように区々である。
類義語に、「兵庫府民」「滋賀府民」「和歌山府民」「三重府民」などがある。
[編集] 特徴
自分の意見をあまり言わないという特徴を持つ。そのため無党派がとても多く、そのため奈良府民が多い奈良盆地の自治体(奈良市、生駒市など)が関係する選挙の予想はつきにくく、テレビや新聞が予想していた結果とは正反対になる事が多くある(その代表例として、2006年度生駒市長選挙がある)。この奈良盆地を通る近畿日本鉄道(奈良線と大阪線、京都線、橿原線 etc.)と西日本旅客鉄道(関西本線と奈良線 etc.)にとって、この奈良府民はドル箱である。
[編集] 備考
1868年(明治元年)に「奈良府」が設置され、1869年に「奈良県」に改称されるまでの間は、奈良府民が実在した。
1876年(明治9年)に奈良県は堺県に編入されて消滅。その堺県も1881年(明治14年)に大阪府と合併して大阪府となったため、旧奈良県地域も大阪府となった。1887年(明治20年)に大阪府から分離されるまでの約7年間、それまでの奈良県民は「大阪府民」であった。
[編集] 関連項目
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