兵庫府民
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兵庫府民(ひょうごふみん)とは、一般的に兵庫県に住み、大阪府に通勤する人のことを指す。主に阪神地域に多いと言われるが、定義は曖昧で、使用する人により範囲はまちまちである。
阪神地域の尼崎市・西宮市・芦屋市・伊丹市・川西市・宝塚市では、戦前から私鉄を中心とした住宅開発が進められ、芦屋市や西宮市の一部の高級住宅地には大阪の企業経営者らが居住した。現在も大阪の企業経営者の大半が兵庫県民であるといわれる。
戦後の高度経済成長期以降は、西宮市北部や猪名川町、三田市でも鉄道網の整備とともに住宅開発が進み、兵庫府民の増加に拍車をかけた。神戸市でも特に東灘区や灘区には兵庫府民が少なくない。
1995年の阪神・淡路大震災では、西宮市・宝塚市・芦屋市などにおいて神戸市とともに壊滅的な被害を受け、西宮市の人口は40万人を、芦屋市の人口は8万人を一時下回ったが、復興が進むにつれ、人口が回復するどころか震災前の人口を上回った。西宮市は地盤沈下が顕著な尼崎市を追い越す勢いを見せ、芦屋市も9万人を超えた。
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