大隈重信像
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大隈重信像(おおくましげのぶぞう)は東京都新宿区の早稲田大学西早稲田キャンパス内にある大隈重信を顕彰して作られた彫像である。
早稲田大学西早稲田キャンパスには2体の大隈像があり、有名なガウン姿の立像は1932年10月17日、早稲田大学創設50周年と大隈重信没後10回忌を兼ねて作られた。右足を失った後の姿のものであるため、杖をついているのが特徴である。製作者である彫刻家の朝倉文夫は大隈像を3回制作しているが、この立像は2回目のもの。高さは298cmあり、受験期には受験生により賽銭が投げ込まれることも少なくない。また、大隈重信は政治家と教育者という2つの顔を持っていたためガウン姿のもの他に大礼服姿のものが存在する。あまり知られていない大礼服姿の大隈像は大隈講堂内にあり、朝倉文夫が1回目に制作した大隈像である。元々は現在ガウン姿の大隈像がある位置にあったが、後に大隈講堂内に移設された。
その他に東京都千代田区の国会議事堂玄関ホール、佐賀県佐賀市にある大隈記念館内にも大隈重信像が建立されている。(大隈重信を参照のこと)
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