名鉄河和線

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河和線（こうわせん）は、愛知県東海市の太田川駅から愛知県知多郡美浜町の河和駅までを結ぶ名古屋鉄道の鉄道路線である。

知多半島の東側を縦貫している。また沿線は宅地開発が進み、名古屋への通勤・通学路線となっている。終点の河和からは三河湾に浮かぶ日間賀島や篠島及び伊良湖岬への観光船が出ており、知多新線と共に観光・行楽路線としても賑わっている。

運賃計算区分はB（運賃計算に用いる距離は営業キロの1.15倍）。

2006年7月14日から、高横須賀駅・巽ヶ丘駅・阿久比駅・住吉町駅・知多半田駅・青山駅・知多武豊駅・河和駅がトランパス対応になったほか、残りの駅も同年度中に対応する予定である。

名鉄では2006年3月に乗降客数が300人以下の駅を廃止する検討を行った。その結果、河和線では椋岡駅（阿久比町）と布土駅（美浜町）の2駅を廃止することを決定し、中部運輸局への申請通り12月16日に廃止された。

[編集] 路線データ

路線距離（営業キロ）：28.8km
軌間：1067mm
駅数：19駅（起終点駅含む）
複線区間：太田川～河和口間
電化区間：全線電化（直流1500V）
閉塞方式：自動閉塞式
最高速度：100km/h

[編集] 運行形態

昼間時間帯で、太田川～富貴間は知多新線直通の列車を含めて毎時特急・急行・普通が各2本ずつ（平日昼間の太田川～知多半田間の普通は4本）、富貴～河和間は毎時特急・急行が各1本、普通が2本ある。富貴～河和間に区間運転列車があり、富貴駅で知多新線直通の急行と接続している。常滑線・名古屋本線のほか、犬山線・広見線・各務原線・津島線・尾西線とも直通している。特急に関しては名鉄特急も参照。

[編集] 歴史

この路線は知多鉄道により開業し、当初から名鉄の前身である愛知電気鉄道の常滑線に乗り入れていた。

1931年 4月1日知多鉄道により太田川～成岩間が開業。
1932年 7月1日成岩～河和口間が開業。
1933年 7月10日半田口～知多半田間に農学校前駅、成岩～上ゲ間に南成岩駅、知多武豊～富貴間に浦島駅開業。
1935年 8月1日河和口～河和間が開業し全通。
1943年 2月1日名古屋鉄道に合併し、知多線となる。
1944年加木屋駅、半田口駅、成岩駅、浦島駅、時志駅休止。
1946年 9月15日成岩駅営業再開。
1947年 11月3日半田口駅営業再開。
1948年 5月16日河和線と改称。
1949年 12月1日知多白沢駅を白沢駅に、農学校前駅を住吉町駅に改称。
1955年7月10日八幡新田～白沢間に巽ヶ丘駅開業。
1969年 4月5日高横須賀～南加木屋間の加木屋駅、知多武豊～富貴間の浦島駅、河和口～河和間の時志駅廃止。
1972年4月1日布土駅を太田川寄りに900m移転。富貴～布土間の四海波駅を布土駅に統合し廃止。
1974年5月16日太田川～河和口間の複線化が完成。
1983年 7月21日坂部～椋岡間に阿久比駅開業。
2006年 12月16日阿久比～植大間の椋岡駅、富貴～河和口間の布土駅廃止。

[編集] 駅一覧

駅名	営業キロ	普通	急行	快速急行	特急	接続路線	所在地
太田川駅	0.0	●	●	●	●	名古屋鉄道：常滑線（神宮前方面直通あり）	愛知県	東海市
高横須賀駅	1.3	●	▲	｜	｜
南加木屋駅	4.1	●	●	●	▲
八幡新田駅	5.9	●	｜	｜	｜
巽ヶ丘駅	7.1	●	●	●	▲			知多市
白沢駅	7.9	●	｜	｜	｜			知多郡阿久比町
坂部駅	9.5	●	▲	｜	｜
阿久比駅	10.6	●	●	●	｜
植大駅	12.2	●	｜	｜	｜
半田口駅	13.2	●	｜	｜	｜			半田市
住吉町駅	14.0	●	●	●	▲
知多半田駅	14.8	●	●	●	●	東海旅客鉄道：武豊線（半田駅：徒歩10分）
成岩駅	15.8	●	●	●	｜
青山駅	16.8	●	●	●	▲
上ゲ駅	19.0	●	｜	｜	｜			知多郡武豊町
知多武豊駅	19.8	●	●	●	●	東海旅客鉄道：武豊線（武豊駅：徒歩10分）
富貴駅	22.3	●	●	●	●	名古屋鉄道：知多新線（太田川方面から直通あり）
河和口駅	25.8	●	●	●	▲			知多郡美浜町
河和駅	28.8	●	●	●	●			知多郡美浜町