吉田万三
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
吉田 万三(よしだ まんぞう、1947年9月19日 - )は、政治家。前東京都足立区長(1996年 - 1999年)。
父は産別会議議長・日本共産党名誉幹部会委員だった吉田資治。
歯科医師を経て、1996年に実施された足立区長選挙で共産党・新社会党の推薦を受け出馬。保守が分裂状態にあった上に区庁舎跡地の開発をめぐって住民から批判の声が少なくなかったことから、保守系候補の分裂も重なり区政批判に乗る形で当選した。
しかし当選後は共産党を除く区議会多数派(自民・民主・公明)が野党に廻り、少数与党下での苦しい区政運営を強いられた。その上1999年に区議会の任期満了ぎりぎりで吉田区長の不信任案を可決、吉田は区議会を解散したものの新議会でも野党が多数を占め吉田は失職。出直し区長選では区議会多数派の三党に加え社民・生活者ネットが推薦した鈴木恒年元助役に敗れ、区長を退く。2003年の区長選にも出馬したが、鈴木区長に再度敗れている。
2007年の東京都知事選挙へ共産党推薦で立候補することを表明した。但し、新社会党・社民党・みどりのテーブルなどの推薦も受けられる革新統一候補擁立も前向きに検討している。