叡山電鉄叡山本線
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叡山本線(えいざんほんせん)は、京都府京都市左京区の出町柳駅から八瀬比叡山口駅までを結ぶ叡山電鉄の鉄道路線。
出町柳から、比叡山の西の入口である八瀬方面へ向かう。
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[編集] 路線データ
[編集] 運行形態
概ね、鞍馬線直通の出町柳~二軒茶屋間の列車、出町柳~鞍馬間の列車、そして出町柳~八瀬比叡山口間の列車の順にそれぞれ平日昼間時間帯で20分間隔で運転されている。朝と夕方以降には修学院駅や市原駅で折り返す列車がある。ごく一部の例外を除いて全列車ワンマン運転を行っている。
[編集] 歴史
京都電燈により開業し、同社の叡山電鉄部の下に置かれた。また一時は、京都市電からの直通運転が行われていた。
- 1925年(大正14年)9月27日 京都電燈により出町柳~八瀬(現在の八瀬比叡山口)間が開業。
- 1942年(昭和17年)3月2日 京福電気鉄道に譲渡。
- 1944年(昭和19年)5月1日 山端(現在の宝ヶ池)~八瀬間が単線化され資材供出される。
- 1949年(昭和24年)12月11日 元田中~山端間で、京都市電からの乗り入れ運転を開始。
- 宝ヶ池にあった市営競輪場の観客輸送運行で、競輪開催日のみ実施。車両は市電の1000形を使用し、叡山線内はホーム高さの関係でノンストップだった。
- 1951年(昭和26年)7月1日 山端~八瀬間が再複線化。
- 1954年(昭和29年)6月10日 山端駅を宝ヶ池駅に改称。
- 1955年(昭和30年)9月1日 この日をもって京都市電からの乗り入れ運転を終了。
- 1965年(昭和40年)8月1日 八瀬駅を八瀬遊園駅に改称。
- 1978年(昭和53年)10月19日 日本国内最後のトロリーポール集電が廃止。全車パンタグラフ化。
- 1986年(昭和61年)4月1日 叡山電鉄に分離譲渡。
- 1987年(昭和62年)12月10日 ワンマン運転開始。
- 2002年(平成14年)3月10日 八瀬遊園駅を八瀬比叡山口駅に改称。2001年のスポーツバレー京都閉園による。
- 2004年(平成16年)1月13日 原則として全列車ワンマン運転に。
[編集] 駅一覧
駅名 | 営業キロ | 標高(m) | 接続路線 | 所在地 | |
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出町柳駅 | 0.0 | 53.7 | 京阪電気鉄道:鴨東線 | 京都府 | 京都市左京区 |
元田中駅 | 0.9 | 59.9 | |||
茶山駅 | 1.4 | 64.6 | |||
一乗寺駅 | 2.1 | 70.9 | |||
修学院駅 | 2.9 | 78.3 | |||
宝ヶ池駅 | 3.8 | 87.5 | 叡山電鉄:鞍馬線 | ||
三宅八幡駅 | 4.4 | 96.4 | |||
八瀬比叡山口駅 | 5.6 | 116.9 | 京福電気鉄道:鋼索線(叡山ケーブル)(ケーブル八瀬駅) |