勝率
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計算式は、勝利数÷(勝利数+敗戦数)=勝率 である。
野球以外でも用いられることがあるが、この記事では野球で用いられている勝率について述べる。
[編集] チーム
基本的に勝率の一番高いチームが優勝となる。だがプレーオフ制度を導入しているスポーツの場合は、2~3番手に甘んじたチームにも優勝へのチャンスが与えられる為、この限りではない。
[編集] 投手
日本プロ野球のパシフィック・リーグに所属する投手にも、最高勝率というタイトルがあった。(1986年~2001年まで。2002年より最優秀投手へとタイトル名が変更された。)
[編集] 引き分けの扱い
引き分けは除外、つまり勝利数にも敗戦数にも含めないのが普通だが、この場合引き分けの価値が(勝率)勝(1-勝率)敗と等価になるため、勝率が高くなればなるほど引き分けの価値が高くなる。このため、優勝争いをしているチームが引き分け狙いの作戦をとることがあったり、勝率で1位となったチームの勝利数が2位以下になることもあったため、それを解消するために次のような方法が取られたこともある。
- 引き分けを0.5勝0.5敗に換算し、勝率を計算する方法。
- 引き分けを再試合にする方法。
- 勝率ではなく勝利数で順位を決定する方法。
- 2001年のセントラル・リーグでのみ採用された。勝利数で順位を決定すると、残り試合の差によって順位表が優勝までの有利不利さと著しく乖離してしまうことから1年で廃止された。(東京ヤクルトスワローズ#2001年のリーグ優勝も参照)