共産主義者同盟マルクス・レーニン主義派
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共産主義者同盟マルクス・レーニン主義派(きょうさんしゅぎしゃどうめいマルクス・レーニンしゅぎは、ML派)は、日本の新左翼党派。
60年安保闘争に敗北した後、共産主義者同盟(ブント)は総括をめぐり四分五裂した。
分派の1つである、ML派の多くは1965年-1966年のブント再統合に加わるが(第二次ブント)、一部のグループは第二次ブントに加わらず、1968年、日本マルクス・レーニン主義者同盟(ML同盟)を結成、武装闘争路線を堅持し、毛沢東思想を日本革命の指導理念として主張した。
ML同盟(ML派)は1968年-1970年ころの大学闘争・大学紛争の時期において、全共闘を構成する党派の1つとして活動、東大闘争の東大安田講堂事件では列品館での攻防で名を挙げた。安田講堂の防衛隊長の今井澄(のち参議院議員(日本社会党→民主党))を輩出している。
1970年末に、この党派は解体し、一部はマルクス主義青年同盟(マル青同)に連なっていく。