党首
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党首(とうしゅ)は政党における最高責任者。各政党によって総裁、代表、委員長など名称が異なることがあるが、それらも党首に相当する。
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[編集] 概説
ここでは特に断りのない限り日本の例について述べる。
党首は政党における最高責任者であるため、政党の役職では最も世間から注目される存在であり、政党の顔としても重要視される。党首の行動や意見表明によって世間からの印象が大きく変わり、選挙の結果に大きく影響を与えることもある。
党首が空席の時は、副党首や幹事長が代理を務めることもある。
国政政党の党首は殆どの場合、国会議員である。首相指名選挙では議員は自党派の代表(党首)を指名することを第一義に考えているが、連立などの構想によって他政党党首に投票することもあり、稀に党首以外に投票することもある。日本以外の場合、ドイツではキリスト教民主・社会同盟、社会民主党の2大政党は首相候補を立てて選挙戦を戦うが、この際党首とは別の人物を候補に立てることがある。またイギリスでは慣習法により、選挙で庶民院の第一党となった党の党首が国王(女王)から首相に任命される。
連立政権を組んだ場合、首相の出身政党以外の党首が閣僚入りするかどうかなどが注目される。
現役党首または党首経験者が国会議員在職中に死亡した場合、対立政党の党首が国会で追悼演説を行うことが慣例となっている。