交響曲第6番 (ショスタコーヴィチ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
ドミートリイ・ショスタコーヴィチの交響曲第6番ロ短調作品54は、ショスタコーヴィチが作曲した6番目の交響曲である。
交響曲第5番ニ短調を作曲し、その名誉を回復したショスタコーヴィチが描いた叙情的な作品であり、前作とこの作品との関係は、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と交響曲第6番「田園」の関係と似ている。ただ、ベートーヴェンの「田園」は標題的であるのに対して、この作品には標題のようなものはない。
また、ピョートル・チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」と調性が同じであり、その関連性が指摘されている。
- 演奏時間:約35分
- 作曲時期:1939年
- 初演:1939年11月5日、エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
[編集] 構成
3つの楽章から構成される。
- 第1楽章 : Largo
- 第2楽章 : Allegro
- 第3楽章 : Presto
- ロンドソナタ形式による終曲。
一般の交響曲の形式に当てはめてみると、第1楽章=緩徐楽章、第2楽章=スケルツォ、第3楽章=終曲となり、通常の交響曲の第1楽章にあたるソナタ形式の楽章がない。そのため、この曲はしばしば「頭のない交響曲」と呼ばれる。