井上昌己 (競輪選手)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
男子 自転車競技・トラック | ||
銀 | 2004 | チームスプリント |
井上昌己(いのうえ まさき 1979年7月25日 - )は日本競輪学校86期卒業の日本の競輪選手。自転車競技選手。長崎県長崎市出身。日本競輪選手会長崎支部所属。実父は元競輪選手の井上日出男だが、師匠は平尾昌也。初出走は2001年8月4日の佐世保競輪場。初勝利も同レース。
中学から高校までは陸上競技を行なっており、筑陽学園高等学校在学中には八種競技でインターハイを優勝している。高校卒業後は父の影響もあり競輪の選手を見据えて自転車競技に転向し、国体のスプリント種目で優勝を果たした後、日本競輪学校へ入学した。
デビュー後も競輪競走のかたわらで自転車競技を続け、ナショナルチームのメンバーとして選抜された2004年のアテネオリンピックでは、伏見俊昭・長塚智広と共にチームスプリント種目で銀メダルを獲得した。しかしこの時の練習による反動で一時期腰痛に悩まされたが、後に克服して2006年4月に世界選手権自転車競技大会への出場を果たすと、9月には第49回オールスター競輪で優勝し、遂に競輪においてもトップ選手の仲間入りを果たした。
[編集] 主な獲得タイトル
[編集] 競走スタイル
自転車競技の実績から、競輪での先行や捲りの戦法については一線級の力を持つ。まだ絶対的な強さはないが、その若さから今後も期待が持たれている選手である。