中原昌也
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中原昌也(なかはらまさや、1970年 - )は、日本のミュージシャン・映画評論家・小説家・エッセイスト。
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[編集] 略歴
1970年6月4日、東京都・青山に生まれる。同級生にZEEBRAがいる。 1988年頃より、音楽活動を開始。
ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサーのフロントアクトをこなすなど、世界的に評価をされる。 小山田圭吾(青山ブックセンターで中原が小山田にボストン・ストラングラーズというバンドを組もうと ナンパしたのは都市伝説として有名)との交友から音楽誌やカルチャー雑誌を中心に人気となる。
90年代中盤よりメディアからは『デス渋谷系』と呼ばれる事もあった。
暴力温泉芸者の名称は小室哲哉の番組に出演した際にSM嬢のマネキンと相撲文字で「暴力温泉芸者」と 書かれた書割を見て、恥ずかしくなり、HAIR STYLISTICS名義での活動をすることにした。
トラットリアやダブレストラン、東芝EMIなどから多くの音楽作品(ノイズミュージック)を発表 しながら、映画評論・エッセイ等を雑誌に発表。 一時期はリミキサーとしても活躍。コーネリアス、布袋寅泰、スチャダラパーなどの作品を手がけた。また、何故かトリビュート盤への楽曲提供も多く、トッド・ラングレン、越路吹雪、スパイダース、シオン、マーク・ボランなどの作品に名を連ねる。
1998年、処女短編集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』で激しい毀誉褒貶とともに小説家デビュー。
2001年、初の長編『あらゆる場所に花束が……』で第14回三島由紀夫賞受賞(青山真治 『ユリイカ EUREKA』との同時受賞)。
2004年、ヘア・スタイリスティックス名義による1stアルバム「Customer's Cock Confused Death」を発表。 安易なカテゴライズを拒絶するかのような独創的でユーモアの溢れるサウンドが高く評価される。
2006年、中編『点滅……』が第135回芥川龍之介賞(2006年上半期)候補作品に選ばれたが、 1票も入らずに落選。SPA!誌上で選考委員全員の批判を記し、一部で話題になる。
[編集] 著作
[編集] 小説
- 『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(1998年、河出書房新社)
- 2000年文庫化(河出文庫)
- 『子猫が読む乱暴者日記』(2000年、河出書房新社)
- 2006年文庫化(河出文庫)
- 『あらゆる場所に花束が……』(2001年、新潮社)
- 長編。2005年文庫化(新潮文庫)
- 『キッズの未来派わんぱく日記』(2004年、リトルモア)
- 『待望の短編集は忘却の彼方に』(2004年、河出書房新社)
- 『名もなき孤児たちの墓』(2006年、新潮社、野間文芸新人賞受賞)
[編集] 映画評論
- 『ソドムの映画市 あるいは、グレートハンティング的(反)批評闘争』(1996年、洋泉社)
- 『エーガ界に捧ぐ』(2003年、扶桑社)
- 『青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!』(2004年、リトルモア)
- 青山真治・阿部和重との共著。
- 『続・エーガ界に捧ぐ』(2005年、扶桑社)
[編集] 対談・その他
- 『サクセスの秘密 中原昌也対談集』(2001年、河出書房新社)
- 『ボクのブンブン分泌業』(2004年、太田出版)
- 『嫌オタク流』(2006年、太田出版)
- 高橋ヨシキ・海猫沢めろん・更科修一郎との共著。
[編集] 出演
- 『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(2005年、監督・青山真治)