ライデン瓶
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ライデン瓶(- びん)は、電気を蓄える装置。
静電気をためる装置であり、1746年にオランダのピーター・ヴァン・マッシェンブレーケによって発明された。オランダのライデン大学で発明されたため、「ライデン瓶」の名がある。電気の実験用に広く使われ、ベンジャミン・フランクリンの凧揚げの実験にも使われた。
ガラス瓶の内側と外側を金属でコーティングしたもので、内側のコーティングは金属製の鎖を通して終端が金属球となっているロッドに接続される。通常、電極とプレートで構成され、これらが二つの電気伝導体となる。これらが誘電体(絶縁体)(例えばガラス)によって切り離され、そこに電圧をかけると電荷がたまることになる。原理的にはコンデンサと同じである。
静電容量は約1,200pFと、現在の電子回路に使われているコンデンサと比較すると、それほど大きなものではない。しかし、高い電圧を加えることによって多量の電荷を蓄えることが可能で、使い方によっては感電を生じさせるほどの威力を持っている。