ライオン奥様劇場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ライオン奥様劇場( - おくさまげきじょう)は1964年10月から1984年9月まで(後継番組「ライオン午後のサスペンス」、「ライオン劇場」の放送期間も含む)の毎週月~金曜の13:00~13:30にフジテレビで放送されていた昼の帯ドラマ。提供はライオン油脂/ライオン歯磨(但し、1980年1月、両社は合併し、ライオンに変更。)のみ。オープニングとエンディングでは、TBSの「ライオン子供劇場」と同じライオンが吠える実写フィルム映像が流れていた。沢田雅美主演の「男と女のクラス会」を最後に19年続いたこの長寿番組は幕を下ろした。後続番組は「ライオンのいただきます」(現在の「ライオンのごきげんよう」枠)。
もともとは倒産した大手映画会社・新東宝がテレビ局向けに放出した作品を放送。その後、自社製作のテレビドラマを放送した。のちに吉永小百合と結婚した敏腕ディレクター・岡田太郎の手によって、数多くの秀作が発表された。
当時は裏番組として、TBSの「愛の劇場」と朝日放送(ABCテレビ、テレビ朝日系列全国ネット)の「シャボン玉プレゼント」(13:00-13:15)があり、それぞれのスポンサーが花王石鹸(現在の花王)・牛乳石鹸共進社(牛乳石鹸)1社だったことから、3番組とも化粧石鹸のCMを流していた番組として、TBS・フジテレビ・テレビ朝日の3局が「あわ戦争」を展開していた。
[編集] 放送作品一覧
- 花の旅路
- ガラスの階段
- 愛の判決
- 男の償い
- はるかなる愛
- 落城の舞
- 飢える魂
- 花の流れ
- 女の坂道
- 愛と悲しみのとき
- 朱鷺の墓
- 二人だけの朝
- 若草物語
- 裁きの家
- 愛あればこそ
- 男と女のクラス会(最終作)
[編集] ネット局
- 当番組の開始当時のネット局は、数局しかネットされなかったが、その後民放テレビ局が原則(当時)1局しかなった地区でも放送された。1969年以降、フジテレビ系に加盟する局が開局され、ネット局は次々と増加に増加を重ねていった。なお、このコンセプトは、後続番組の「ライオンのいただきます」に継続される。
[編集] 歴代ネット局一覧
- フジテレビ
- 札幌テレビ放送(~1972.3)→北海道文化放送(1972.4~)
- 青森放送
- 岩手放送(現IBC岩手放送)
- 仙台放送
- 秋田テレビ(1969.12開局~)
- 山形テレビ(1970.4開局~)
- 福島テレビ→福島中央テレビ(1970.4開局~1971.3)→福島テレビ
- 新潟放送(~1968.10)→新潟総合テレビ(1968.11開局~)
- 信越放送(~1968.12中旬)→長野放送(1968.12下旬開局~)
- 山梨放送
- 北日本放送(~1969.4初旬)→富山テレビ放送(1969.4上旬開局~)
- 北陸放送(~1969.3)→石川テレビ放送(1969.4開局~)
- 福井テレビジョン放送(1969.10開局~)
- 静岡放送(~1969.3)→テレビ静岡(1969.4開局~)
- 東海テレビ放送
- 関西テレビ放送
- テレビしまね(現山陰中央テレビジョン放送)+日本海テレビジョン放送(1970.4~1972.9中旬)→山陰中央テレビ(1972.9下旬~)
- テレビ岡山(現岡山放送)+西日本放送(1969.4~1983.3)→岡山放送(1983.4~)
- 広島テレビ放送(~1975.9)→テレビ新広島(1975.10開局~)
- 山口放送
- 四国放送
- 愛媛放送(現テレビ愛媛)(1969.12開局~)
- 高知放送
- RKB毎日放送(~1966.9)→テレビ西日本(1966.10~)
- サガテレビ(1969.4開局~)
- 長崎放送(~1969.3)→テレビ長崎(1969.4開局~)
- 熊本放送(~1969.3)→テレビ熊本(1969.4開局~)
- 大分放送
- 宮崎放送(~1970.3)→テレビ宮崎(1970.4開局~)
- 南日本放送
- 沖縄テレビ放送(1970.10ネット開始)