マネックス証券
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マネックス証券株式会社(マネックスしょうけん)は、マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社 (MBH) の完全子会社で、証券業を営む株式会社である。
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概要
沿革
- 1999年5月20日 日興ビーンズ証券株式会社として設立。
- 2001年1月26日 夜間取引「マネックスナイター」開始。(旧マネックス証券)
- 2001年3月12日 インターネット・トレーディング証券株式会社を合併。
- 2005年5月1日 ソニー系列のマネックス証券株式会社を合併し、商号をマネックス・ビーンズ証券株式会社に変更。
- 2005年12月3日 商号をマネックス証券株式会社に変更。
株式分割
2000年8月の新規上場前の1ヶ月半の短期間に、1株1円で3回増資を行い、2万株あった株式を128万株まで増やし(実質64分割)、公募株数:15万株×公募価格:4.5万=67.5億円を得た。
この公募前の64分割は、上場前に株式分割をすることで、当時数百万円台数千万円台がザラであった中で株価を低くし、個人投資家にも購入しやすい値段になることを意図してのものである。
この取り組みがきっかけとなり、商法が規定していた額面株式1株の純資産価値は、5万円を割ってはならないという規制が撤廃された。そして東証は取引単位の引き下げを、各上場企業に要請することにつながり、個人投資家の市場参入の門戸が広げられた。
行政処分 -業務改善命令-
2006年6月7日、マネックス証券に対して金融庁は、証券取引等監視委員会の検査の結果、法令違反があったとして業務改善命令を出した。
- 1 顧客の有価証券の売買等に関する管理が不公正取引の防止上不十分な状況
- 2 証券業に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況
金融庁は、証券取引等監視委員会の検査結果に基づく勧告から業務改善命令を出し、原因究明・チェック体制の整備など、具体的改善策を2006年7月7日までを期限とした報告にすることを求めた。