マツダ・ミレーニア
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マツダ・ミレーニア/ユーノス800 | |
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ユーノス800 (写真は海外仕様) |
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ミレーニア | |
製造期間 | 1993年 – 2003年 (但し、1996年からミレーニアとして発売) |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
エンジン | V6.2500DOHC 200ps/6500rpm 22.8kg-m/4800rpm V6.2300DOHCミラーサイクル 220ps/5500rpm 30.0kg-m/3500rpm |
全長 | 4825mm |
全幅 | 1770mm |
全高 | 1395mm |
車両重量 | 1430kg~1520kg |
同クラスの車種 | トヨタ・マークII トヨタ・チェイサー トヨタ・クレスタ 日産・ローレル 日産・セフィーロ 日産・スカイライン ホンダ・インスパイア ホンダ・セイバー 三菱・ディアマンテ |
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています |
ミレーニア(Millenia)は、マツダが生産・発売していたセダン型の自動車である。元々、ユーノスチャンネルのフラックシップユーノス800として作られていた(本稿ではこれについても述べることにする)。
目次 |
[編集] ユーノス800
ユーノス800は、1993年10月にマツダ5チャンネル化によって誕生したユーノスのフラッグシップモデルである。キーワードは「十年基準」。
V6エンジン搭載の前輪駆動中型セダンで、量産車初のミラーサイクルエンジンを始め、リショルム・コンプレッサ式スーパーチャージャー、4WS、両席エアバッグ、ABS、TCS、アルミボンネット、ハイレフコート塗装、ソーラー・ベンチレーション・システムなどの専用豪華装備が搭載されている。プラットフォームはユーノス800用に新規に作られたマツダ・TAプラットフォームが用いられている。
1995年から放映されたTVCMでは、リチャード・マークスの「Now And Forever」が使用されていた。
1996年のユーノス店の廃止により、北米と同じミレーニアに改名した。
マツダの北米向け高級ブランド「アマティ」でも導入する予定であったが、アマティ設立計画自体が白紙になってしまった為、このブランドで発売される事はなかった。また欧州では「Xedos 9」(クセドス9)として販売された。
[編集] ミレーニア
ミレーニアは、マツダが生産・販売していた自動車である。
かつてのユーノス800が、マツダ5チャンネル化の失敗によるユーノスの消滅により、1997年に名称変更したものである。
当初の売りであるミラーサイクルエンジン、アルミボンネットなどは失われたが今だ魅力は衰えない。
2000年にビッグマイナーチェンジを受け、フロントフェイスが変更された。当初のコンセプト“十年基準”を全うし、2003年まで10年間生産された。
後継車種の発売は、フォードグループ内でのジャンル分けの問題から難しいといわれている。そのため、ミレーニア以降マツダは高級車を持っておらず、事実上の最上級車はアテンザということになる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 畑村エンジン研究事務所(ミラーサイクルエンジンを開発した畑村耕一氏のサイト)