プルトップ
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プルトップ( pull-top )とは、缶切り等を用いず、缶容器の上面に付けられた引き金(タブ)を手で引っ張って開ける方式、またはその部分を指す日本における一般的呼称である。缶の製造業界における名称はイージーオープンエンド( Easy Open End 略 EOE )という。「イージーオープン蓋」のように、「エンド」を「蓋」と呼び変えることもある。
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[編集] 製造方法
缶の蓋部分は缶本体とは別に製造される。
EOE 缶の蓋は通常、まず板金を丸く打ち抜くと同時に、缶本体にかぶせるための段などをつける成型加工がなされる(シェルプレス)。その後に引き金であるタブをつけるためのリベット穴開けが行われ、開口部となる口金部分を切り取るための溝(スコア)がプレス加工によってつけられる(コンバージョンプレス)。切り取りラインとなるスコアは、深い溝であるメインスコアと、補助的な役目をするやや浅い溝であるサブスコアの2本が同時に加工される。
次に引き金であるタブをつけた際に大きく突出しないよう、かつタブが蓋に密着しないようにするためなどの成型が、プレスにより行われる(パネル加工)。
タブも板金から打ち抜かれ、十数工程を経て強固なリング状のものに成型され、これが蓋にリベットで取り付けられる(アセンブル)。
これらの工程によってできた EOE 蓋が、中身を入れられたあとの缶本体に取り付けられる。
[編集] 歴史と概説
従来からの缶詰においては缶切りを用いて開封するか、缶ジュースなどでは専用の穴開け器(オープナー)によって、飲み口(注ぎ口)と空気穴の2箇所の穴を開けて開封していた。1959年にアメリカの Ermal Cleon Fraze が缶切り不用の EOE 方式を発明し、1963年にその特許を en:Alcoa 社に売り、Pittsburgh Brewing Company に採用するように働きかけた。発明のきっかけは、ピクニックに缶ビールを持参したが、オープナーを持っていくのを忘れたためと伝えられる。1965年には日本にも技術が導入され、1983年には飲料用缶容器のすべてが EOE となった。
現在の EOE にはパーシャルオープンエンド( POE )とフルオープンエンド( FOE )の2種類がある。POE は缶ジュースなどの飲料向けに多く用いられる、蓋の一部(飲み口・注ぎ口部分のみ)が開口する方式、FOE は缶の蓋の全面(またはほぼ全面)が外れる方式である。
POE には、タブとともに口金となる蓋の一部が切り取られて外れるプルタブ式( pulltab )と、タブが外れないステイオンタブ式( Stay-on tab )とがある。1980年代にはステイオンタブ式が広まり始め、1990年にはほとんどすべてがそれに切り替わった。これは飲料缶から外されたプルタブがポイ捨てされるなどして、環境問題・社会問題として認識されるようになったことが大きい。
とくにアメリカでは、当時すでに同様な環境問題(ゴミ問題としてだけではなく、野生動物や放牧された家畜などが飲み込むこと、さらには捨て場所に困ったプルタブを缶の中に入れ、そのまま飲料を飲むことにより、誤ってプルタブを飲み込んでしまう事故も問題になった)となっていたためにプルタブが禁止され、ステイオンタブ式が主流となっていたことが日本にも伝わり、市民の意識を高める助けとなった。また、そうした缶飲料が輸入されるようになり、珍しくなくなってきたことも影響した。ポイ捨て問題を解消すべく、企業などに問題提起と要望をした市民団体もあった。
ステイオンタブ式は、開口部分の口金が缶に付いたまま内部に押し込まれるため、当初は衛生的ではないなどの見方もされたが、実際に販売してみると市民の抵抗感などはほとんどなかった。[1]この衛生問題については、新規な規格を取り入れることに消極的な企業側が、日本人は清潔好きだからといういわゆる清潔神話をもとに(自社の製品が売れなくなっては困るということで)述べていた可能性が指摘されている。[2]。プルタブ式であっても飲料が口に入る前に缶の外側に触れることは同じであり、「衛生的ではない」との声が消費者からのものであったのかどうかは不明である。
タブは指がかかりやすいようにリング状になっており、リングプル・プルリングなどと呼ばれる。ただしステイオンタブ式では、リングと呼べるほどには大きくない。プルタブ式のように引っ張るのではなく、引き起こすだけで済むためである。しかしながら、力の弱い人や、美容上の問題などで爪を傷つけたくない人向けに、タブの下に差し込んで起こし、開けやすくする器具(プルタブ起こし)も販売されている。専用のもののほか、缶切りや栓抜き、十徳ナイフなどのマルチツールに備えられているものがある。マイナスドライバーの先端のような形状をしているが、用途がわからない人も少なからず存在する。
なお、1975年には、プルタブのポイ捨て問題に対応するため、2箇所のやや出っ張った口金を指で押し下げる方式のプッシュエンド(またはプッシュボタン)という方式も炭酸飲料において採用された。内圧によって口金を押し付けて密閉している面もあるため、中身を入れ替えることも不可能でなく、力が必要で操作感が良好でないなどいくつかの問題点により、それを採用した製品が市場に出回った期間はごく短かった。
コンビーフなどの缶にみられるように、器具を用いて缶の周囲に刻まれたスコアを巻き切りながら開封する方式は、スパイラル式という。FOE の一種として分類されている。EOE の一種ではあるが、常識的観点からいってもプルトップには含めない。
※:缶詰の歴史そのものは当該項目を参照のこと。
[編集] その他のプルトップ
現在のようなプルトップ方式になる以前には、異なる方式も開発され、用いられていた。そのひとつがジューストップ( Juice Top )と呼ばれるもので、缶の開口部に別体の金属部分を取り付けたものである。その部品にスコアが切ってあり、タブを引くとスコアが切れて開口部となるというものであった(現在のオロナミンCの開栓方式に似ている)。別体の金属を蓋として取り付ける方法は、現在でも一部の調理済食品の缶詰などで用いられている。
もうひとつジップトップ( Zip Top )という方式があったが、これはプルタブ式と同様に缶の蓋となる金属板そのものにスコアを切り、タブをリベットで取り付けたものである。しかしながら、これはタブが充分なリングとなっておらず、注ぎ口に対して斜めに取り付けられていた。タブを外してできる開口部は、ヒョウタンやベル(欧米での鐘)に似た、真ん中がくびれた形状であった。1965年には缶飲料全体の4分の1を占めるまでに採用されていたが、プルタブ式に切り替わっていった。ジップトップは開封に力が必要であり、タブがとれやすいなどの欠点があったからである。なお、このジップトップが Ermal Cleon Fraze が発明した世界初の EOE であり、採用したのは缶ビールであった。
これらは時期が早かったこともあり、日本にはほとんど紹介されなかった。1965年に日本に技術導入されたのは、ジップトップを改良したプルタブ式である。
[編集] POEとFOE
POE 方式は、おもに缶飲料などのような内容物が液体である場合の缶に用いられる。上記のように現在は飲料容器缶のほとんどすべてがステイオンタブ式(中国ではまだプルタブ式が用いられている)であるが、開口部の形状・大きさは内容物により多少異なり、中身が出やすいように幅を広くとったものなどもみられる。慣れない人はプルタブと同じ感覚で引っ張ってしまうため、タブが外れてしまうなどのことがあり、その部分に「おこす」などの注意書きが刻印されたものもある(現在では少ない)。
近年では、スコアの形状が左右非対称になっているものがある。これはタブを起こしててこの原理で口金を押し込む際に、スコアに対して均等に力が分散することを防ぐためである。均等に力がかかると開けにくくなり、かつ開く際には急に開いてしまうので危険である。左右非対称にすると、その設定により、特定の部位からスコアが切れはじめ、時計回りに溝が切れていくなどのことが可能となり、ゆっくりと確実に開けることができる。
この方式のプルトップ缶を開ける際に、炭酸飲料ではないのに「プシッ」という音がするものがあるが、これはアルミ缶の清涼飲料水などに見られる現象である。缶の素材が薄くて軟らかいため、運搬時などにおける変形を防ぐ目的で窒素ガスが充填され、内圧が高められているためである。「プシッ」音はそのガスが抜ける際の音である。
ビール類などのアルコール飲料では、タブのそばに「おさけ」の点字がある(従来はビールに「びーる」の点字があったが、発泡酒の普及により、「びーる」と表示できないものが増えたため)。
いっぽうの FOE 方式は固形・半固形・粉末の食品の缶やテニスボールの缶など、缶の蓋のすべてが取れることが要求されるものに用いられる。楕円形や角型の缶の蓋にも採用されている。調理済食品の缶の一部には、スチールの FOE 蓋が採用されている。
この FOE の問題は、従来からの缶切りで開けたもの以上に開口部がスムーズで鋭利なため、誤って指などでさわってしまうと、怪我をしやすいということである。ゴミの分別回収などが広まった結果、缶に残った内容物を洗うことなども多くなり、従来以上に問題となってきた面もある。これについてはいくつかの対策が考えられたが、現在では切り口を触っても安全なものが開発され、製品によってはそうした缶を用いている。
FOE 缶については、消費者に親しみを持ってもらうため、「パッ缶」との愛称で呼んでいる企業もある。「イージーオープン缶」とも呼び、これはある程度広まっている。欧米にてもイージーオープン缶の語は用いられる。
[編集] プルタブ都市伝説
※この項の信頼性には特に問題があります
一時期、飲料缶のプルタブを集めると車椅子に換えることができるという話が全国的に広まった。現在では都市伝説のひとつとして紹介されることの多いこの話は、1983年の「さだまさしのセイヤング」というラジオ番組内で呼びかけられた運動が始まりであったといわれる。番組では実際にリスナーから寄せられたプルタブを金属回収業者に引き取ってもらうことによって換金し、病院に車椅子を2台寄付したと伝えられる。
このラジオ起源説を含めて、はっきりした根拠を示しての起源や由来等を明らかにした信頼性のある研究はないが、以下のようなことが推測として示される。
- このラジオ番組が放送される以前にも、散乱したプルタブを拾い集めることは、ボランティアグループなどによる環境美化運動のひとつとしてしばしば行われていた
- こうした活動をするある団体が、より市民の参加を促すために福祉と結びつけ、車椅子と交換して寄付をしようとの運動として展開した(これが報道されるなどし、この段階で、ある程度噂が広まっていたともいう)
- このひとつをラジオ番組が取り上げた、または番組の独自企画として実施した(どちらかは不明である)
- その話のうち、プルタブと車椅子の部分のみが一人歩きし、環境美化のためにプルタブを拾い集めるのではなく、車椅子のためにプルタブを集めるという趣旨に変形した(プルタブ1万個、3万個、5万個などのバリエーションがあるという。実際は160万個程度が必要である)
- これにより、ベルマークがなんらかの物品と交換できるのと同じように、特定の企業や団体・組織にプルタブを送ると、自動的に車椅子がもらえると思い込まれた(金属回収にまわして換金するとのことを理解していた人でも、プルタブは純度が高いために換金効率がよいと思われていたという。実際には缶本体と同じ素材である)
- しかしながら、どこに送ればいいのかは、おおむね誰も知らなかった(自治体や製缶企業団体などに問い合わせが多くあったという)
- 車椅子をもらうためにたくさんジュースを買って飲む、あるいはそうした呼びかけすらも行われたという。反面、この話はデマであるとの報道がなされたともいうが、おそらくは本当にそうした運動を行っていた団体もあったと推察される以上、さらなる混乱を生み出したのではないかとも考えられる
1990年より「公害を生み出さない人づくり」と「空き缶散乱公害をなくす」ことを目的として運動が開始され、現在でも続いている[3]ことはわかっている(小学校でも行われている)が、それ以前のことは不明である。ほとんどすべてがステイオンタブに切り替わった後もこの都市伝説は生き続け、現在でもタブをわざわざ外して収集するということが行われている。寄付・寄贈という慈善運動の面は変わらないが、環境美化・環境保護の面はほとんど消えうせ、ひとつのリサイクル運動を兼ねたものとして解釈されるようになっている。
ただし、リサイクル運動を兼ねた慈善運動としても、これには以下のような問題がある。
- アルミ缶本体を集めたほうが40倍の効率がある[4]
- タブのみを集める理由として、スチール缶が混ざると困るからとか、缶本体よりもタブの方が純度が高いともいわれる。しかしながら、現在ではアルミとスチールの別は缶に記されており、そうでなくとも磁石がひとつあれば容易に判別できる。ステイオンタブのタブを取り外す手間もあり、タブのみを集めるとスチールのタブも混入するおそれもある(後述)。また、タブも缶本体もアルミ合金であることは変わらない。缶の中身が多少汚れていても、電気炉での溶解時に消滅する(※注)
- なぜ車椅子なのか
- 寄付・寄贈をするのであれば、ほかの医療・福祉機器でもよいし、現金の寄付でもよいはずである。病院や福祉施設には足りるほど常備してあり、寄贈先の要望と合致しているかどうかは不明である。車椅子は安いものでは新品が1万円以下で買えるほど高額ではなく、不足などしてない
- リサイクル運動の意味は薄い
- ゴミの分別が進んだ現在では、かなりの自治体で空き缶が資源として回収され、リサイクルにまわされている。リサイクルにまわすのであれば、アルミである必要も理由もない(スチールでもよい)
- 団体にタブを送る手間を考えると効率がわるい
- 車椅子2台で4万円として、その金額を換金するために、集めたタブを収集している団体に送付する際には送料がかかる。そうであれば、労力と手間を考えてもその分の現金を寄付したほうが効率がよい。換金した後、送料を差し引く場合もあるが、これにしても効率がよいとはいえない
缶を含めて回収することも行われているが、この伝説のためにタブのみを送付する人が多く(車椅子と交換してほしいとのことで寄せられるタブが多く、その善意ゆえに違うことはできなくなってしまっているとの推測もある)、ゴミの分別回収がそうであるように、スチールのタブなどの異なる素材が混入していることも少なくない。そのため、運動に協賛する企業そのものが素材選別のためのボランティアを募集するという事態になっていることが報道された。さらに、その企業もボランティアとして行っているのであり、けして事業として効率よく成り立っているわけではない。[5]。さらには、収集している団体にタブを送付する場合は、特定の運送会社を利用することで全国一律の送料で済むようになっているが、これも趣旨に賛同した企業による特別処置である。
このように、幾多の問題を指摘することができるが、学校などにおける児童・生徒の自主的な社会貢献およびボランティア意識を高める教育的効果があることは否定することができない。学校などのほか法人などのボランティア活動としてタブを受け入れることも継続されており、もはや伝説のままでもかまわないという声も運動に関わる人から出ている。[6]
なお、アメリカではタブを集めると透析のための医療機器と交換できるという都市伝説があり、そのようなチャリティープログラムは存在しないし、タブより缶を収集したほうが効率がよいと指摘されている。この都市伝説は有害であるともいわれる。[7][8]しかしながら、ロナルド・マクドナルドの家(長期入院が必要な子供の患者を持つ家族のための一時的な仮住まいを提供するプログラム)では、タブの寄付を受け付ける Pop Tops Program [9]を実施しているなど、慈善運動に役立つという点では真実でもあり、まったくのデマではないことが伝説を複雑化していることが推測される。これが日本におけるプルタブ都市伝説と関係があるのかどうかは不明である。他の国においても同様なものがあるのかどうも不明である。
ちなみに、それを集めると車椅子が貰えるとの都市伝説あるいは噂・デマのたぐいとして、タバコの銀紙や封かん紙、箸袋などのバリエーションがあるという。しかし、そういった慈善運動などは存在しないという点で、このプルタブ都市伝説とは一線を画する。
(※注)
アルミ缶である以上、アルミ合金であることはプルタブ(および蓋部分)も缶本体も同じであるが、厳密にいうと合金の組成は異なる。タブを含めた蓋部分のアルミ合金は、剛性を持たせるためにマグネシウム含有のアルミ合金となっており、缶本体のアルミ合金とは異なるのが一般的である。また、缶本体には塗装(プリント)がなされていることが多いため、それが融解時に溶け込み、微量の不純物ともなる。缶内の残存物も、完全に消滅するわけではない。その点では、プルタブは塗装されていないので、「純度が高い」ということは間違いではない(しかしながら、リサイクル時にこれらがどれだけ考慮されているのかは不明である。くずアルミとしての引き取り価格に違いがあるのかも不明である)。ちなみに、マグネシウム含有のアルミ合金はやや高価なため、缶の口を絞って小さくし、蓋の直径を小さくすることで、できるだけ使用する量を減らそうとしている缶も多い。たとえば350ml缶であっても、250ml缶と同じ蓋を使うことができれば、コストダウンにもつながる。
[編集] ことば
プルトップの語は一般市民の間で慣用されているが、なにを指すのかが曖昧である。
- 広義においては、タブがついている缶容器の開け口またはそれによる方法。すなわち EOE 全体。ただしスパイラル式は除く。本項での定義(画像の説明を除く)
- 狭義においては、本項で述べたプルタブおよびそれを用いた方法。FOE を含める場合もあり、これによれば、缶本体から口金が外れる方法をプルトップと呼ぶ
後者の定義によれば、近年の缶飲料における主流であるステイオンタブはプルトップではないということになり、実際、そのような意味で用いられることもある。
プルトップの語は英語圏ではあまり用いない。用いる場合は食品などにおける全面が開口するイージーオープン缶( FOE )に対して言うことが多い。飲料容器ではプルタブと称することが多いが、リングプル( ringpull )およびプルリング( pullring )の語も用いられる。リングプルのほうが優勢であり、プルリングはごく少ない。しかしながら、口金が外れるプルタブのことを指したりステイオンタブを含めたタブの総称として言われたりもし、使い分けが一定でない点は日本と同様である。ポップトップ( pop top )と呼ぶこともある。製缶企業においても全面が開口するタイプをフルパネルイージーオープン( FPEO )と呼ぶなど、業界でも国により呼び方が異なる。
なお、こうした形式の缶が出る以前の缶は、蓋が平面であるものをフラットトップ( flat top )、ビンのように円錐形の「首」があり、王冠にて密栓・開栓を行うものをコーントップ( cone top )と呼んでいた。プルトップの語はそれに対して作られ、用いられはじめたと思われるが、はっきりしたことは不明である。
[編集] 余談
- 過去に使われていた、飲料缶に穴をあけるオープナー( opener )には、その企業のロゴなどが刻印されるなどしており、一部でコレクションの対象になっている。古い缶がコレクションされているのは言うまでもない。
- 外されたプルタブは、それらをチェーン状に接続加工し、のれん(欧米ではカーテン)などを作ることに利用された。
- スコアが割れはじめる(切れ始める)際に要する力を POP 値、全体を開けるのに要する力を TEAR 値という。FOE において、前者は20N(ニュートン)以上ないと缶の密封性が損なわれる可能性があり、後者は80N以下でないと開けにくいとされる。しかし、これらの公的な規格などはない。
- ステイオンタブ式のタブを引き起こした際、その下部に見られるプレス成型の形状と開口部を組み合わせて見るとレレレのおじさんの顔に似ているため、この蓋のデザインは赤塚不二夫であるとの無害なジョークがたまさかに語られる。
- ステイオンタブ式には、その普及のために一時期エコマークがついていたことがある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ふたの説明
- 地球環境にやさしいものとは何か皆で考える(17)
- コーラの缶の歴史
- 有限会社谷啓製作所 切り口が安全な缶詰の開発元
- 「EASY OPEN END」略してE.O.E.. 国立科学博物館-産業技術の歴史
- Zips Tops: The First Pull Tabs 世界初のプルタブ「ジップトップ」(英語)
- CAN TERMINOLOGY 缶容器各部の名称など(英語)
- Campbell's Kitchen - What's New イージーオープン缶の開け方(フラッシュムービー)とそのためのツール(英語)