バカミス
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バカミスとは、国内における推理小説の分類の一つで、「バカなミステリー」、もしくは「バカバカしいミステリー」の略語である。ただし、この「バカな」は(この言葉の定義については諸説あるが、一般的に)小説作品を誹謗中傷するような意味合いの、「馬鹿な」ではなく、「そんなバカな!!」のような、感嘆、賛嘆などの意味を込めたものである。
「バカミス」という言葉は、1995年版の『このミステリーがすごい!』で紹介されたマイケル・スレイドの『カットスロード』で初めて使用された。その後、国内の作品を中心に、極端な意外性にとんだ作品を中心に「バカミス」と呼ぶことが定着してきた。しかし、「バカ」ということばの強さを理由に、この用語を使わないミステリーファンも多い。